ITのベンチャー企業でインターンをして、1年が超えました。
最初の5ヶ月は営業でプレイヤー、次の4ヶ月は京都営業部でプレーイングマネージャー、今は京都全体を管理するマメージャーと様々な経験をさせて頂きました。
そこで経験した学びをアウトプットしていきます。
今回はコンテクストの重要性について書きたい思います。
コンテクストとは
「コンテクスト」(Context)は文脈、脈絡、状況と訳され、コミュニケーションの基盤となる文化の共有度合いといった意味で使われます。
例えば「〜さん。期限までに資料をまとめて提出してください。」と言葉でしっかり内容を伝えるのはコンテンツです。
「ハキハキしている」「いつも笑顔である」「だるそうにしている」など言葉ではなく状況やその人の様子から読み取れるもの、伝わるものがコンテクストになります。
組織の崩壊
京都営業所を立ち上げをした頃、私は少しの実績を得たことから「俺は営業ができる」と勘違いしていました。そうすると「俺はもうできると」自信過剰になり態度が傲慢になり、営業の打電数(アプローチ数)が減ったり、「自分のやり方が正しい」と自分のやり方を周りに強要していました。
しかし、マネージャーである自分がそのような態度をとるとメンバーにも気づかないうちに伝染していきます。「中津さんがあんまり打電してないし、俺もしなくていいや」と打電数が減り、
「強要されてやり方でやっても、うまくいかないし、俺は俺のやり方でやろう」と自分の事だけで組織の事が考えられないような人が増えます。
それはもちろん結果にも影響しチームの成績は全く伸びませんでした。
振り返ると私のコンテクストはめちゃくちゃ悪かったです。
しかしこれではいけないと、改めました。
そもそも自分の営業力は全くないと「無知」認め、それから毎日朝早くにきてロープレの練習、営業後には専門知識の勉強を必死にし、営業時間はひたすら打電しました。
そして何より、メンバーには誠意を持って接する事を心がけました。そうするとメンバーの打電数は何も言わなくても自然に上がっていき、自らロープレの練習を頼みにくるようになりました。自分の想い、会社のビジョンが浸透していき、全員が一つの方向に向かって行ったのを実感しました。
その結果チームの売り上げは2倍になりました。
コンテクストは循環する
コンテクスト(雰囲気)がよくなると、コンテンツ(発言、行動)が良くなってきいき、コンテンツが良くなるとパフォーマンス(結果)が良くなります。
逆もしかりです。
私はこれを身をもって体験しました。
リーダーやマネージャーなどのの立場がある人、能力が高い人のコンテクストはいい意味でも悪い意味でも周りに伝染します。
組織においてコンテクストは「破壊も変革にも」繋がっていくことを認識する必要があります。