こんにちは、人事の中津です。
あなたはスマホでゲームとかしたことないですか?
私はあまりしないんですけど、熱中している人は課金とかもするみたいで、実はかなりのお金が動いている市場でもあるみたいです。
そこで今回はソーシャルゲームのビジネスについて踏み込みたいと思います。
フリーミアム
ソーシャルゲームの中心的な ビジネスモデルには、いわゆる「フリーミアム」のモデルが採用されています。
フリーミアムとは、フリー(無料)とプレミアム(高級)を掛け合わせた言葉で、2006年頃から流行り始めました。
フリーミアムで重要になるのが「いかに無料会員を増やせるか。」フリーミアムでは、無料会員のうち、一定数が有料会員に移行してもらうことを想定しています。
最初からノリノリで、有料への橋渡しとして無料サービスを利用する人はそう多くありません。
やはりとりあえず使ってみようから始まって、使っているうちに楽しさに気がついて、最終的には得意さまになっている、というユーザーがほとんどです。
フリーミアムの戦略では、おおよそ10%の購入者や課金ユーザーで残りの90%をまかなう構造になると言われています。そのため、母数となる会員数をできるだけ多く獲得しておくことが重要なのです。
フリーミアムの5つの課金パターン
有料アイテム課金型
今やソーシャルゲームの代名詞となった「パズドラ」は、ゲーム自体は無料で配信されています。また、基本的に無課金でも攻略することはできます。
しかし、コンティニューやスタミナ回復には、有料の「魔法石」が必要です。
また、レアガチャや使用できるモンスターの上限を拡張するために必要なアイテムなどが有料課金となっています。
ゲームにハマればハマるほど、効率よく攻略したくなります。
やりたいことが増えていきます。1日に何度もアクセスし、どんどん先に進めたくなります。
そうなると、課金する人が出てくるわけです。
時間制限型
サービス例『 Music Unlimited』『Hule』
「30日間無制限でお試しできます。」というソフトを見かけたことはないでしょうか。
例えば、ウイルス対策ソフトを提供しているマカフィー、シマンテック、トレンドマイクロといった会社は、インストールした後、30日すぎると起動しなくなったり、ウイルス定義ファイルが更新できなくなり、年間や月額の料金を払うように促されます。
機能制限型
サービス例 『fteee』 『Dorobox』『Evernte』『クックパッド』
無料のままでもずっと使えるのですが、次のように、本格的に使う人にはいまひとつ不便を感じるサービスがあります。
- 保存できるデータの容量が少ない
- データーの保存期間が短い
- データをエクスポートする機能に制限がある
- 広告が表示される
- 検索機能に一部制限が設けらている
人数制限型
サービス例 『Skype』 『Dorobox』『Evernte』
普通のユーザーなら、サービスは自分1人で使うか、業務で使っていても数人の連携で完了することがほとんどでしょう。
しかし、もう少し規模の大きい企業体になってくると、社内で利用する場合は数十人、数百人が同時に利用するケースも出てきます。
商用課金型
サービス例 『Google Apps』 『LINE@』
一般ユーザーは無料で使って、問題なくても、ビジネスをするために利用する場合はお金がかかるというパターンです。
例えば、Googleは「Google Apps』というサービスで、企業ユーザー向けに、Gmailのみならずカレンダー、ドライブその他複数のツールを利用できるプランを用意しています。
これらは無料でも使えるのですが、メールアドレスを自社のドメインにしたり、データを保持するためには、課金する必要があります。
またLINEは誰もが無料で使えるイメージがあるかもしれませんが、企業がビジネス目的で使う場合には有料となっています。小さな企業向けのLINE@というサービスでは、企業アカウントを作る場合に、月額で5250円が必要になります。
店舗系のビジネスで集客するのに有効とされています。
最後に
このようにソーシャルゲームのビジネスモデルもたくさんのパターンがあります。
これを機に新しいビジネスモデルの種が見つかるかもしれませんね。