目次
8:45 出勤
またもや個性的なファッションで登場した北村汐(きたむら うしお)。
龍谷大学3回生の彼はマーケティングチーム所属、役職は「セールスプランナー」。
オフィス一独特なオーラを放っている。
ただ者ではない。
9:00 執筆
早朝一番にラップトップを開いた彼の素早いタイピング音が堰を切った。
マーケティングチームのライターとしての顔も持つ彼は、淡々と執筆タスクを終わらせていく。
10:00 朝礼
未来電子では毎朝10時にオフィス内の全員で朝礼が行われる。
各々のインターン生の連絡事項が済んだ後、5分間コミュニケーションが実施される。
本日のテーマは「明日死ぬなら何をする?」
「とりあえず今すぐ仕事全部やめるわな」
カジュアルな雰囲気の中、彼は場を和ませた。
10:30 営業企画のインプット
彼が過去に作成された営業企画書を確認し始めたところで、本題に入ろう。
セールスプランナーとは、クライアントへの成果の報告や、今後のサービスの運用方針についてクライアントと打ち合わせを行うための資料、いわゆる営業企画書を作成する役職である。
正確な切り口での現状分析や、論理的かつ具体的な提案が求められる。
未来電子の部署の中でもトップレベルのハードワークを強いられるセールスプランナー。
そんな役職と向き合う彼のメンタリティに触れていきたい。
「師匠から盗む」
資料を作るスキルはマニュアル化できるものではなく、社員や先輩の判断基準を盗むことでしか手に入れられないものだと彼は語る。
過去にセールスプランナーをしていた先輩たちの資料を見て、そこから学び取ろうとする貪欲な姿勢が印象的だ。
12:00 昼休憩
軽食を済ませ、ソファに身を委ねる。
目は一点を見つめて動かない。
よほど疲れたのだろう。
13:00 GOunite「考える力をつける」
学びに貪欲な彼は、業務とは別にGOuniteというプロジェクトにも参加している。
そこでは「考える力をつける」というテーマのクエストで、論理的思考能力を鍛えているそうだ。
未来電子という環境を最大限に活用して、自分を成長させることを楽しんでいるようだ。
15:00 クライアントのホームページ分析
営業企画の第一ステップは、まずクライアントのホームページを分析することだ。
正確に分析することで、課題が浮き上がり、適切な対処法が考えられるのだと彼は言う。
様々なツールを駆使するリテラシーと鋭い判断力が求められる作業だ。
ノートを取り出し、彼なりの考察を書き込み始めた。
17:00 資料作成
クライアントのホームページの分析が終わると、資料作成に取り掛かった。
スライドを通して、客観的に見て納得させられるような資料を作るのは容易ではない。
ソファに座り画面を見つめ、彼は深い集中に入り込んだ。
未来電子という環境で、彼は一貫してロジックというものに向き合っていると言った。
セールスプランナーという仕事に限らず、ここで養ったロジックで考える能力はどこにでも通用するということは間違いないだろう。
資料が完成したら社員に提出し、厳正なフィードバックを受け取る。
それを鑑みてまた資料を手直しする。
この繰り返しを続けることによって社員の考え方や判断基準が身についてくるのである。
セールスプランナーはカロリーの高い仕事だと言えるが、その分価値のある感覚や能力が身に付く役職だ。
19:00 帰宅
オフィスの外はすっかり暗くなり冬の冷たい風が通り抜けた。
ホッと息を一つ吐き、彼の長い1日は終わった。
「前例のない道を行こう」ー北村 汐