2021.7.31

かつて無邪気だった俺たちへ

takumu-yoshimura インターン

吉村 拓夢


 

「何かしたいけど何をしたらいいか分からない」と思うことはありませんか。

そんな方に読んでいただきたいです。

 

「○○そうなこと」と「○○なこと」は全然違う。

これはここ最近自分が強く感じていることです。

○○の部分には何でも当てはまります。

これから、「○○そうなこと」にアクションのヒントがあることをお伝えします。

 

 

□タピオカ先生

 

 

「○○そうなこと」と「○○なこと」の違いがピンときていない人が多いと思います。

 

具体例で考えてみましょう。

 

「おいしそうなもの」と「おいしいもの」は違う

 

このように表現すると少しは分かっていただけるでしょうか。

誰にでもすごく期待して食べたものがあんまり好みじゃなかったということがありますよね。

もちろんおいしそうなものがそのまま自分の好みにぴったり合う場合もあります。

 

私はこのことを考えるたびにいつも流行りに乗り遅れてタピオカミルクティーを初めて飲んだ時のことを思い出します。

 

「みんながおいしいって言うし、甘いミルクティーにもちもちしたタピオカが入っているなんておいしそう」と期待して飲んだのですが、結局口に合わず残してしまいました。

 

 

ここから学んだことが2つあります。

1つ目は、

「誰かのおいしいは自分のおいしいではない、逆もまた然り。」

2つ目は、

「おいしそうなものが本当においしいのかなんて1度試さないと分からない。」

ということです。

 

至極当たり前かもしれません、ですがこれを少し昇華するとどうでしょうか。

 

「誰かが○○と思うことは自分にとっては○○じゃないかもしれない、逆もまた然り。」

「○○そうなものが本当に○○かなんて1度試さないと分からない。」

 

皆さんは特に2つ目のことをどれだけ意識できていますか

自分にとって○○そうなものを○○そう止まりで放置していませんか。

 

恥ずかしながら私にはたくさんあります。

 

プログラミングって楽しそう、サウナで整うって気持ちよさそう、キングダムって面白そう、、、、

 

こんな簡単なことですら何もできていない自分を反省しています。

 

 

□「そう」に導かれて

 

 

ではそもそも○○そうの「そう」とは何でしょうか。

 

私は、その人の経験に基づいた非言語的な直感だと思っています。

 

○○そうには多くの場合「何となく」が隠れています。

「何となく」を言語化することもできますが、その全容を完璧に捉えることはできません。

それは、「何となく」の裏にはその人の様々な経験が無意識的に存在しているからです。

 

つまり、○○そうは非常にパーソナルな感情です。

私は、この感情を大切にするべきだと思います。

なぜなら、その人だけの経験や価値観が素直に反映されているからです。

 

私にとって○○そうを大切にするとは試してあげることです。

自分が素直に求めていることを実践することが何よりの自分へのご褒美だと思います。

 

私は、現在理系の四回生で院試を控えている身です。

私はそんな状況でも、志望する企業から内定をもらった優秀なサークルの同期達から刺激を受けて、

「学生のうちから社会と接点を持っておくことは自分の将来を決める上で有益になりそう」という思いから

長期インターンに挑戦することを決断しました。

 

タイミングについてですが、私は何かに挑戦することを迷った際にはその挑戦を阻む事情が一つまでなら自分の心に従うことを優先しているので、院試勉強だけがネックだったこのタイミングでも決断しました。

(私なりの挑戦をとどまらないためのコツです。)

 

実際に長期インターンを始めてみて、長期インターンが自分の将来にとって有益そうだという思いは確信に変わりました。

 

ここでどう有益なのかを書くこともできますがそれは私にとっての有益であり誰かの有益ではありません。

 

したがって、長期インターンに興味がある人は始めることをおすすめします。

そらちの方がインターネットで「長期インターン メリット」と検索して得られる情報よりもずっと多くのことが一次情報として得られます。

 

また、今の時点で全く長期インターンに惹かれていない人は無理矢理始める必要はないと思います。

しかし、少しでも心が動いたならすぐにでも挑戦しましょう。

 

 

□「つまみ食い」をしよう

 

 

私にとっての長期インターンのように、試すことでのみ「○○そうなことは自分にとって○○なことだ」と確信が持てます。

 

もし思っていたのと違う結果だとしても、それが経験として次の○○そうなことのための材料になります。

したがって、「○○そうなことが○○なことじゃなかった」と気づくことも紛れもない成長です。

 

試すことは必ず成長に繋がるので誰もがするべきですが、学生ならなおさら多くのことを試して、「つまみ食い」するべきです。

 

時間的余裕があり、仕送りという名のベーシックインカムで生活が保障されている今こそ好機です。

(私はこんな当たり前のことに学生生活の終わり際になるまで実感できませんでした。)

 

また、つまみ食いをする時には継続することにこだわりすぎないべきだと思います。

もちろん初めてみた結果自分にぴったりだったら続けるべきですが、違うなと思ったら辞めて別のことに挑戦することをおすすめします。

継続の美徳に囚われてばかりでは次の挑戦に対して腰が重くなるだけです。

 

時間的余裕があるとはいいながらも、学生でいられる4年間は長いようで短いです。

4年間の間にどれだけ多くの経験を積めるかは将来の直感や判断の幅に大きく関わってくるでしょう。

 

 

□まとめ

 

 

皆さんは自分だけの「○○そうなこと」をどれだけ放置していますか。

思い返してみれば、子供の頃は無邪気に○○そうなことに飛びつけていた気がします。

それがいつの間にか自分の心に素直になれなかったり、挑戦しない言い訳作りが上手くなったりしています。

 

ふとした瞬間に湧き出る○○そうなことに敏感になりましょう。

どんな小さな○○そうなことでも自分に正直になって試してください。

 

楽しそうなことはしよう、インスタで見たおいしそうなカフェに行こう、将来の足がかりになりそうなことに挑戦しよう、、、

 

アンテナは高く、ハードルは低く、心のコンパスのおもむくままに。

 

 

 

 

 


この記事を書いた人

takumu-yoshimuraインターン

吉村 拓夢