「就活に役に立つってよく聞くしとりあえずインターンしよう」
このようにお考え中の大学生は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その考えは非常に危険です。
インターンを就活に活かすためには、インターンに参加する目的が非常に大切になります。
今回は、インターンを就活で活かすための方法をご紹介します。
なぜインターンは就活に有利と言われているのか?
ここでは、なぜインターンが就活に有利と言われているのかについてご紹介します。
僕が実際に長期インターンシップや短期インターンシップに参加して得られたと感じるメリットは、3つあります。
1つ目のメリットは、エントリーシートが選考に通るものかどうかを試せることです。
エントリーシート(ES)は、何度も繰り返し改善を重ねることで良いものが書けるようになります。
自分が内定をもらいたいと考えている企業の本選考でエントリーシートが通らなければ、その時点でその企業を諦めることになってしまいますよね。
そのため、量を書いて改善し続けることが重要ですが、実際にエントリーシートを出す経験をしなければ、どのエントリーシートが通るものなのかわかりません。
そこで、インターンシップに応募することで、自分のエントリーシートを書く実力がどれほどかを測れます。
インターンシップでエントリーシートを出して落ちたからと言って、本選考にもう受けられないわけではありません。
インターンシップの時点で、自分の生きたい企業にエントリーシートを出し、落ちた場合はどのような点が良くなかったのか見直し、改善しましょう。
2つ目のメリットは、意識の高い仲間を見つけられることです。
これは、未来電子の長期インターンシップを経験して感じたことですが、長期インターンシップに参加している学生は、就活意識が高いです。
また、就活だけでなく、海外留学や団体運営、課外活動など、様々なことに力を注いでいる同年代の学生と出会えるチャンスになります。
インターンシップを成長するための場所として選ぶことは非常に良いことですが、意識の高い仲間を見つけるために参加するのもおすすめです。
3つ目のメリットは、業界研究になることです。
これは長期インターンシップの特徴というより短期インターンシップの特徴でしょう。
長期インターンシップとなると、やはり学生が一任されるのは仕事の中のごく一部です。
そのため、仕事全体のイメージを鮮明にするのは少し難しいように感じました。
社会人になってやるうちのごく一部を体験できるイメージでしょう。
短期インターンシップでは、実戦形式のものからグループディスカッション形式のものまで様々です。
しかし、短期インターンシップに参加することで、業界のイメージや企業のイメージがよりわかりやすくなります。
そのため、インターンシップに参加しない学生より、業界や企業についてより詳しくなれるのは間違いないでしょう。
インターンシップを就活に活かすには何を考えるべきか?
インターンシップを就活に活かすには、目的、工夫、成果の3つを常に振り返りながらインターンシップに参加するのが大切です。
インターンを参加するだけでは、就活に全く活かせません。
長期インターンシップは有給のものが多いため、目的を忘れて行動していると、お金を稼ぐためのアルバイトと同然になります。
インターンシップは業界や企業の研究、仕事における責任感や達成感を知ることを目的として参加するようにしましょう。
また、インターンシップに参加する中で、どのように工夫して動くのかも非常に重要になります。
インターンシップで常に工夫して行動することにより、論理的に考える力が身に付きます。
常に問題意識を持ち、その問題に対してどのようにアプローチしていく必要があるのかを常に考えて行動するようにしましょう。
最後に、自分の残した成果についても振り返るようにしておきましょう。
ただ、ここで注意が必要なのは、就活で成果を自慢してしまうことです。
「インターンシップでこのような成果を出しました」
このように発言するのは、良いように思えて実は良い印象を与えません。
面接官の方が見ているのは、問題に対してどのように取り組み、それがどのように結果に反映されたかです。
そのため、どのような取り組みによって具体的にどれ程の成果が出たのか、数字で説明できるようにしておきましょう。
まとめ
今回は、インターンシップを就活に活かす方法についてご紹介しました。
インターンシップにただ参加するだけでなく、目的、工夫、成果をしっかりと考えて行動するようにしましょう。