「大学生で時間があるから資格を取って他の学生と差をつけたい」
「資格を取って就活を有利に進めたい」
本稿をご覧の方の中には、このようにお考えの方が多いでしょう。
そこで今回は、大学生の間に資格を取るべき理由と、おすすめの資格を文理別にご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
大学生の間に資格を取るべき理由とは?
大学にいる間に、やりたい仕事を見つけたいという方はとても多いです。
しかし、自分に合った仕事を見つけるのはなかなか難しいです。
もし、自分に合った仕事を見つけたいのなら、まずは資格を勉強してみるのが良いかもしれません。
そこで、まず大学生の間に資格を取るべき理由を3つご説明します。
- 就職活動で有利になる
一般的に就活は、自己分析、企業研究、インターンシップや説明会、エントリーシート(ES)や筆記試験、面接があります。
実は資格は、この就職活動の流れ全てに良い影響を与えるのです。
たとえば、自己分析では、なぜその資格を取ったのか、その資格を使えば自分がどう成長できるのかを考えることで、自分の就きたい業界を絞れます。
面接で頑張ったことなどを聞かれた場合も、回答しやすくなります。
また、宅建や簿記などの資格を持っていると、建築業界や経理に関連する企業へ仕事に対する熱意をアピールする手札にもなります。
さらに、募集条件に資格が必須になっていることも多々あるため、資格を取得すれば将来の幅を広げられます。
このように、資格がある人とない人とでは、間違いなく資格があった方が採用されやすいです。
- 時間がある
資格取得のためには勉強が必要です。
勉強するためには、時間が必要です。
大学生の方の多くは、授業やアルバイトがあると思います。
授業やアルバイトで忙しいと思うかもしれませんが、社会人になるとさらに忙しくなります。
大学生の今が、人生の中で最も時間がある時なので、ぜひその時間を活用して資格取得をしましょう。
- 質問しやすい
学生の身分である分、分からないことがあっても質問しやすいです。
社会人になると、「知ってて当たり前」と思われることが増えます。
そのため、質問することに抵抗を感じる人もいます。
学部に関連がある資格だと、先生がその道のスペシャリストなので、質問しやすい環境とも言えます。
また、質問することで先生方に意欲的な生徒と捉えてもらえ、評価が上がる可能性もあります。
文系の大学生におすすめの資格をご紹介!
文系の大学生におすすめの資格は下記の3つです。
・TOEIC
・簿記
・ファイナンシャルプランナー
TOEICは、ビジネス英語の取得状況が得点に表れやすいです。
そのため、採用の参考にしている企業は多いです。
最近では、海外に進出する日系企業も増えています。
そのため、ビジネス英語ができる人材として活躍できます。
TOEICの平均点は600点前後です。
外資系企業や商社の場合は、特に高いレベルが求められます。
日系企業は750点以上、外資系企業は900点程度でアピールできると言われています。
簿記は、会計の基本を学ぶことにつながります。
また、会計に関わる仕事でなくとも、さまざまな仕事で数字を見る業務は行われます。
そのため、簿記は多くの社会人にとって有益な資格と言えます。
就活に活用したいとお考えなら、3級以上が良いでしょう。
ファイナンシャルプランナーは、お金のことにまつわるあらゆる知識を身に付けられます。金融業界へ就職したい人は、内定後資格取得を打診されることもあるため、早いうちに取得して損はありません。
ファイナンシャルプランナー2級・3級は比較的合格率が高いため、学生時代に取得しやすいでしょう。
理系の大学生におすすめの資格をご紹介!
理系の大学生におすすめの資格は下記の3つです。
・ITパスポート試験
・基本情報技術者試験
・弁理士
ITパスポート試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格です。
ITパスポートの資格を保有することで、PCスキル保有の証明となります。
ほとんどの人は独学で学び受験しています。
ITエンジニアはもちろん、事務職への就活でもアピールできるため、文系理系に関わらず受験者数は多いです。
基本情報技術者試験は、経済産業省が開催する資格試験です。
難易度はITパスポートの一段階上と捉えられます。
ITの基本的な知識だけでなく、経営や管理、プログラミングの知識が含まれます。
この試験をパスすることで、より実践的な活用能力が身に付いていることが証明されます。
弁理士は、特許や商標、意匠、実用新案などの知的財産に関する知識に特化した資格です。資格取得後の就職先としては、特許事務所などがあります。
司法試験の次に難易度が高いと言われており、資格取得を目指して何年間も勉強している人もいます。
そのため、時間のあるうちに勉強しておきたい資格です。
まとめ
本記事では、大学生の間に資格を取るべきメリットと、大学生におすすめの資格を文系理系に分けてご紹介しました。
どの資格が必要になるかはどのような業界に勤めたいかによって異なりますので、しっかり検討してみてください。
少しでも参考となる情報をお届けできましたら幸いです。