この記事をご覧になっている理系大学生のみなさん、大学院に進学するのか、学部卒で就職するのか、決められているでしょうか。
私はこれに関して非常に悩みましたが、大学院進学することに決めました。
今は大学院入試のために勉強に没頭している日々です。
この記事では大学院進学と学部卒での就職に関してまとめようと思います。
大学院進学するメリットやデメリットとは?
大学院に進学するメリットは主に「問題解決能力が身に付くこと」「アウトプット能力が身に付くこと」の2つです。
1つ目のメリットは、問題解決能力が身に付くことです。
実験を自分で進め、主体的に解決策を検索し、実行する必要があるからです。
私自身研究室に配属されてから、まだ本格的に実験を始めていませんが、先輩たちと話していると問題解決能力が高いと感じることが多いです。
・ 論文から必要な情報を集める
・ 先生や先輩たちと研究についてディスカッションする
・ 様々な情報や実験結果から問題の解決策を見出す
このような体験を通して得られる能力は、社会人として活躍するのに必要なスキルとも言えるでしょう。
大学院生なら、このようなスキルは責任が伴いやすくリスクの大きい社会人よりも練習しやすいです。
2つ目はアウトプット能力が身に付くことです。
多くの研究室では実験結果を定期的に研究室メンバーに発表や報告する機会が設けられています。
この実験結果の報告は、メンバー全員で問題共有及び解決が目的ですが、自分の考えをまとめて他人に伝える能力が鍛えられます。
このアウトプット能力は社会人として活躍するのに必要ですし、就職活動の面接においてもうまく喋られるようになるので、とても役に立つでしょう。
一方で、大学院進学するデメリットは「お金が必要」「社会人になるのが2年遅れる」の2つです。
大学院の学費は、国立であれば2年間で150万円ほど、私立であれば、2年間で200万円から400万円程度かかるケースもあります。
大学院の生活は学部時代と異なり研究室での生活で忙しく、たっぷりアルバイトする余裕はないでしょう。
とはいえ、未来電子はオンラインの作業で給与をもらえるので、両立できる気がしますね。
また、社会人経験が2年遅れるのはデメリットの1つです。
大学院の2年間を計画的に過ごせればが有意義なものになりますが、目標をしっかり設定せず、大学生活の延長のような印象で大学院に進学する一部の人もいます。
大学院に何も成長しなければ、社会人経験を積んだ同世代の人と差が開いてしまいます。
学部卒で就職するメリットやデメリットとは?
大学院進学者と比較して、2年以上早く実務経験を積めることが学部卒で就職する大きな魅力です。
学部の新卒採用では、将来性を考えた採用活動がなされています。
このことから、専門性にこだわらずに働きたいと考えていて、いち早く経験を積んでいきたい方は、学部卒での就職の方がメリットが大きいでしょう。
一方で学部卒で就職するデメリットは、専門性の高さが求められる求人への応募ができないケースがあることです。
特に研究職のような特定の分野の知識・研究経験が求められる仕事では、大学院を卒業していることが条件に設定されていることが多いです。
希望職種や選考を受けたい企業がすでに決まっているなら、学部卒でも就職できるのかをあらかじめリサーチしておくことが重要です。
まとめ
大学院進学のメリットとデメリット、学部卒で就職するメリットとデメリットについてご紹介しました。
理系大学生のみなさん、参考になったでしょうか。
悩むことは多いですが、しっかりと自分の軸を持って決断してくださいね。