結果が出てる人を真似てみるというのは成長できる一番の成功法

新粥 雄太

京都産業大学 経営学部ソーシャルマネジメント学科

ー2017年3月卒

PROFILE

4回生の5月に就職活動を終え、内定先の広告代理店企業でインターンを始める。8月末にインターン先の支部が会社の都合でなくなり、新しいインターン先として未来電子を選ぶ。未来電子では2カ月間PRチームとしてライティングの業務を行い、メディアチームでも営業を3か月間行い、その後最終的にPRチームに戻る。PR、メディアともに活躍したからこそ見えてきた視点に迫ります。

人前で喋る力はどこでも何をしてても必要

―そもそも未来電子では営業に挑戦したいという思いがあったのですか?

どこの会社行ってものことだと思うんですけど、営業というのは必須スキルだと思います。やっぱり人前で喋る力はいつでもどこでも必要じゃないですか。お客様に対してだけでなく社内のコミュニケーションにしても喋る力は必要だというのを考えた時に、人に提案を受け入れてもらえるかの力が間違えなく必要だと思ったので営業はしたいと思っていました。

―営業のインターンも別に未来電子じゃなくても、他の所でもできたと思うんだけど、なぜ未来電子で続けようと思ったのか、新粥さんの中で未来電子のインターンに求めていたものとかはありますか?

もちろん他の所でも営業はできると思うのですが、単純にその時期(10月)からまた新しくインターンしたいと言っても時間が足りないというのが1つありました。やはり結果を出すには一定の期間が必要で10月頃からだと、そこから未来電子辞めて新しいところに行ってもそもそも採用してもらえないと思いました。
既に2ヶ月ぐらい未来電子ではインターンをしていたわけですから、今ここで抜けたらこの2ヶ月間が無駄になってしまうなと。そう考えたときに未来電子でより深く入った業務に挑戦するという結論に至りました。

―そこからやめようとは思ったことはなかったのですか?

そもそも6ヵ月はやってくださいっていう風に言われたのもありますし、テレアポ落ちたとはいえ、2ヶ月目で辞めてしまったら辞めてしまったままになってしまうと思いました。続けてみたらもしかしたら結果が出るかもしれないですし。やっぱり続けないと成長しないなというのも結構実感としてあったので続けるべきだなと思って続けました。

―そんな中、2月くらいからまたPRに戻ったと思うのですがそこはなぜだったのですか?

はい、そうですね。もう誰が売るとか関係なく結構売れてないということがわかっきて、さっき言ったように他の会社もやっていて、なかなか競争が激しくなって取れませんという風なのがありました。そこでたまたま他のインターン生がメール営業をやってたんです。それもあってベテランの人以外は全体的にメール営業に切り替えようという方向性になっていきました。その時にメール営業はするにしてもやっぱりメールを何千通と送らないとだめで、時間も結構かかるとなったときにそれだけコミットできる時間が自分にはなかったのでメディアを離脱しました。2月は卒業旅行とかいろいろ入っていたので。

初日に2アポ取れた要因は落ち着きと安定感

―印象としてはかなり早い段階でアポイントを獲得していたイメージがあるのですが、業務はどうでしたか?

そうですね、初日に2つ取れたというところは結構評価していただけたところですね。良いリストを選んでもらっていてそこに電話したのもありますが。

―そういえば初日に取れていましたね。「えっ!?」となったことを覚えています。(笑)会社の選定は先輩にやってもらっていたということももちろんあると思うのですが、前の経験していたインターンで営業をしていたのが獲得できた要因だったと思いますか?

そうですね。ちょっと喋り慣れみたいなところはしてたのかなと思います。テレアポの最初ってプレッシャーとかでトークスクリプトがパッと飛んだり、結構おぼつかない状態になってしまう人もいると思います。僕はたぶんそれがあまり無かったというのが一番大きかったです。

―初めからある程度どっしりしたような安定感がありましたもんね。声や間も安定感の要因にあるのかなと感じられました。

自分的に以前営業した時も落ち着いて安定感を持つことが大事だなっていうのを身を持って体感していたのでそこは意識しました。

―獲得できた時の周りからの評価はやはり高かったのですか?

最初の月は結構取れてて、たしか11月は7か8ぐらいアポとれたんです。ただ、12月と1月は年末年始で忙しくて時間とれませんという人が結構多かったりとか、他の要因としてブログ代行って結構今ドンドン増えてるらしくて、「そういうテレアポ何回もいただいてるんですよ」という人が結構多かったです。それで結局話も聞いてもらえなかったということも多かったです。

―純粋に初月で7、8件のアポイントを獲得できたことは本当にすごいと思います。12月1月は全体的に獲得できていませんでしたね。それでも獲得できている人はいて、獲得できている人の違いとかは何だと感じていますか?

取れてる人、取れてない人の違いは、1つはリストの選定が結構大きかったと思います。特に僕は元アポとかで電話できるのを知らなかったので、取れている人はそこでとってるイメージが結構ありました。あとはやはり経験の差は大きかったですね。全体的に取れてなかったとはいえベテランの平野さん、加屋さんあたりは最終的には取っていたので。

―そこで獲得できている2人の内面を分解して、例えば取り組み方ような部分で真似できた部分はありましたか?

正直なところできていなかった感はあります。やはり営業は結果出さないとお金ももらえないので僕自身バイトに時間を使ってしまっていた部分もあって営業にすべてをかけるというところにコミットできていなかったと思います。

―そうだったのですね。今の話を聞いてもう一度挑戦できるとすれば、アルバイトなどを全て止めて全力で営業に取り組んでみてもらいたかったなと思いますね。

営業とPR、それぞれ成長したことについて

―営業においてテレアポを始めた直後から比べて変わったなと思うところはありましたか?

だいぶ変わりましたね。もともとは一方的に喋って、自分の話を受け入れてもらうというスタンスだったのですが、相手がどう反応してるのか、どう考えてるのかというのを結構考えるようになりました。結構心理的な要素、心理学をいろいろ学んだりしてて相手の口調とか間も気にして話していました。

―それは、対話している中で今相手が何に悩んでいるのかなど、どのようにわかるものなのですか?例えば間が長くなっているということもポイントの一つなのですか?

はい、それもありますし、そもそもテレアポって興味なかったら時間使って聞かないじゃないですか。そこで「何で聞いていてくれているのか」ということを言えば相手のニーズ結構引き出せました。そんなことを実践ベースで結構学べたのが大きかったです。いろんなヒアリングが出来るようになったという所もありますし、引き出し方のバリエーションが増えたのは営業のスキルとして変わった大きな点ですね。

―なるほど。PRでは自分が変わったなと思う点はありましたか?例えばPR業務をしてて楽しむポイントが分かった、もしくは考えるべきポイントが分かったなどありますか?

PRの仕事は作業と捉えたら作業なのですが、学ぶべきことは結構ありました。例えば文章を打ち込むタイピングの速さとかも1つですね。例えば1日に1つの案件やるとしたら、1万字近く書くことになるのです。結構レポートとかでもこれだけの文字打つことないと思うんですが、これって逆に考えるとこれだけタイピングする時間があるということで、文章打つこともタイピングに繋がるというのを考えてやったりとかしてると身になると実感していました。あとはどれだけ効率化できるかってところの仕組みをどう作るかということですね。

結果が出てる人を真似てみるというのは成長が速い一番の成功法

―仕組みをどのように作るかというところは具体的にどのようなことをしましたか?

ざっくりと型を作るということです。PRでは序論、本論、結論っていう型を作って、あとは他の記事を参考にして言い回しを自分の中でストックして、それをひたすら当てはめていくということをしていました。時間効率は相当上がったので、型に落とし込むということの重要性も学べました。

―その型に落とし込んでいくという方法はPRだけでなく営業にも通じることがありましたか?

そうですね、営業では未来電子はトークを録音するというのがあって、それは型を残すことができる一番の方法だと思うのでとてもいいと思っていました。まず型に落とし込むにもできている人の真似をすることが大事だと思っていたので。

―同感です。それは前のインターン先でも上の人の真似をするようなことを言われていたのですか?

いえ、本でそういうのを知りました。自分のやり方でやってもまずできないだろうから、まずそもそもできる人の真似をしろと。一定ラインまで上がったら後はもう自分なりに試行錯誤して、積み重ねていくのが大事みたいなのが本には書いてて、それを実践していきました。自分考えじゃ結構やっぱできるまでに時間がかかると思うので。

―最初からそこに目的意識があったことはすごいですね。自分の仮説が正しいと検証された、実証されたことはありましたか?

実証されたのは真似するということですね。まず、その結果が出てる人を真似てみるというのは成長が速い一番の成功法でした。

―インターン全体を通して何か変わったと思うことはありますか?

はい、変わった部分でいうとやはり実際に実務をしてみたことで仕事へのとらえ方がとても変わったというのがあります。ブログ記事書くにしても、営業するにしても、やはりどこかしら工夫したら得られるものがあるというのを気づけるような力が養えたというのが変わった部分なのかなと思います。

―ありがとうございました。


入社後のステップ

・入社後PRチームに所属し、その当時のノルマを2ヶ月で達成
・その後志願してメディアチームに移籍
・メディアチームの京都支部に所属し、京都チームの活性化に貢献
・その後PRチームに再度移籍し、メディアチームで培ったweb知識を活かしてコンテンツの企画から実行までを担当

メンターの声

アカウントマネージャー/岩崎隆男

新粥君は一度営業経験があったこともあり、営業の基礎はできつつありました。そのおかげもあり、初日から成果が出せていたと思います。ただ、4回生から未来電子に来たこともあり、時間的な制約が強かったです。限られた時間の中でどれだけ価値を最大化させるのかが大きな課題だったと思います。そのことに関していろいろな選択に迫られたと思いますが、最終的に自身で生き残る道、価値を最大化できる道を探して没頭できたことは良かったと思います。自分の価値の見つけ方は環境が変わっても必ず役立ちます。是非次のステップでも大きく飛躍して欲しいです。