仕事を楽しむためには一定のルールを把握しておくべき

定光 達斗

京都大学 大学院農学研究科

ー2018年3月卒

PROFILE

大学院では難病の予防や治療に関係する生薬の成分解析を研究として行っている。学部生時代に友人とヒッチハイクをし社会人と初めて接する機会があり、そこで研究以外の道で将来進んでいくことに触れる。一人で一喜一憂するだけの研究に虚しさを覚え、もともと人と接することが好きだったということもあり短期、中期インターンを始める。 周りが羨むほどの高学歴ながらも未来電子でインターンを始めた京大院生は何を求めてインターンに参加しているのだろうか。核心にある彼の想いに迫ります。

「アルバイト、インターン、社員」の違いとは

―未来電子に飛び込んでみて、それまで取り組んでいたアルバイトや他のインターンとどういうところが違うポイントだと感じましたか?

やっていること自体は仮に接客と未来電子を比べたとしても学びを得る順序とかスキルアップしていく順序ってそんな変わらないと思っています。ただ決定的に違うと思うのが周りのモチベーションが高いという環境です。自然と影響し合う何かがあると思うんですね。インターン生のモチベーションをうまく促進するような仕組み作りが結構確立されているのかなと思います。

―言葉のイメージだと、アルバイトの方とインターンの方と新卒の方、この三者で違いも出てくるとも思います。定光さんのイメージでは、この三者にはどのような違いがあると思いますか?

色々違うと思うんですけど、イメージとしてはアルバイトはお金を稼ぐ目的、インターンは成長、それが混ざったのが新卒だと思います。社会人はお金と成長両方に対して自分で責任を負っているようなイメージです。それに加えて帰属意識が強くなった状態もあると思います。

―この三者については厳密な定義はありませんが、学生の気の持ちようで実は変われるということもあるかもしれませんね。同じアルバイトとしても自分はインターンなんだって固く信じていればインターンになりうる可能性もあります。

そうですね。どんどんレベルアップしていくようなアルバイトもありますし、逆にインターンでも単純作業でほぼ頭を使わないような、仕事をしていることも中にはあるんじゃないかなという風に思ったりします。

―確かに、それは社会人に対してでも同じことが言えますね。

仕事を楽しむために把握しておくべきこと

―インターンとアルバイトの決定的な違いは教育があるかどうか、もしくはある程度裁量権があるかどうかだと思いますが、これについて何か意見はありますか?

僕自身アルバイトは三つくらいしたことがあるのですが、特に派遣で働いていた時は時間をお金に変えてるだけというイメージでした。逆にカラオケと結婚式場で働いていた時は、雇う側としても店舗を盛り上げていく必要があるのである程度の教育はありました。自分の心の持ちようによってアルバイトでもインターンでも成長はできると思います。成長を社会に出た後で通用する何かしらの力を得ることだと定義するとアルバイトでもインターンでも達成できるとも思います。

―同じ仕事をしていても捉え方のレベルで得られるものが全然違ってくるのだと思います。定光さんの中ではアルバイトとインターンで変わらないという印象があると思っていたのですが、その中でも自分はインターンとして聞いてたことで、こういうことに気づいたなど何か得たものはありますか?

インターンに来る前はインターンでは何か凄いことをしてるんじゃないかと勝手に思っていました。ただ実際参加してみて中を知ってみると思考プロセスとしては一緒で入ってすぐは分からないことも多く、全然変わらないなと思いました。その中でもやっぱり裁量権というか学生の考えるタイミングは多いと感じてその部分を上手に使っていくべきだと感じました。

―本当にその通りだと思います。

例えばサッカーのルールを知らなくてボール蹴ってても楽しいわけないですよね。最初はもしかしたら楽しいかもしれないけど、それはすぐ飽きますよね。ルールとか全体像を把握してない状態だと楽しくないのは当然で、それはアルバイトもインターンも一緒だと思います。つまり仕事をやるにしても楽しい状態に持っていくためには一定のルールや全体像をしっかりと把握していくべきなのかなと思います。


入社後のステップ

・入社後PRチームに所属し、専属クライアントライターとして従事
・その後ライターとしての取り組みが評価され、入社後3ヶ月目に新サービス「GOunite」のPRのためにSNS戦略に参画
・「GOunite」のPRと並行して自社メディアのSNS広告運用を担当

メンターの声

PRチームディレクター 森高大貴

定光君は業務に対してもインターンに取り組むこと自体にも新たな気づきを得ようという心構えができていたと思います。そのため、どのように取り組んで上に登り詰めていこうという思考が常にできていて、まず与えられた仕事に対して成果を残し、チャンスが来た時の準備がしっかりとできていました。なので、「GOunite」のPRであったり、自社メディアの広告運用の仕事のチャンスが来た時に、自分から取りに行って任せてもらえたのだと思います。今後卒業して他の企業に入社しても、その心構えを持ち、最速で登り詰めてほしいなと思います。