自分で生きていく力をつけるため、未来電子に入社
—インターンに初めて来たとき、どのようなきっかけで来られたのですか?
始まりは、とある先輩がいまして、その時は全く面識なかったんですけど、ツイッターでダイレクトメッセージ来まして、「会おう」って言われて、危ないと思ったんですけど、一応会ってその時に初めて教えてもらったのが、未来電子だったんです。その時はインターンとか考えていなかったんですけど、元は、その先輩が所属してた団体に、僕が勧誘されていて、「怖っ」ってなって拒絶して、その日はバイバイしたんですけど、二回目に会った時に、先輩が「加屋君は無理やと思うから、加屋君の友達でイケイケの子おれへんか?今、関西で一番熱い会社があるから」みたいなこと言われて、その時教えてもらったのが未来電子でした。それで、僕がそのサイト見た時に、「なんかちょっと面白そう」って思ってしまって、先輩に「僕ちょっと話聞きたいです」って言って、会いに行ったのがきっかけですね。
—なるほど。それが学年でいうといつ頃の話ですか?
2回生の夏休み終わりなんで、ちょうど9月ぐらいですね。最初常務の芹生さんにお会いさせていただいて、その時に僕入るつもりなかったんですけど、初対面やのにめちゃくちゃいろいろ言われて。それでちょっとイラっとして、絶対頑張ろうってので、入ったっていうのが経緯ですね。
—では、最初インターンをしようと思って探して来たわけではないということだと思いますが、やりたいことがあるという意味で入ってきたわけではない上に、未来電子も昔はそんなにインターン生が成長していくステップやシステムが整っていなかった中で、なぜ続けられたですか?
そうですね、僕はあんまインターンしてたっていう感覚はなくて。結構その前から、サークルとかいろんなとこで遊ぶよりかは、自分でヒッチハイクとかで旅する、なんか変な欲求っていうか、「俺はどこでも生きていけるぜ」みたいなんが欲しかった人で。その時にヒッチハイクとかよりももっと、この環境やばいなって思ったんで、その欲求が満たされて続けれてたみたいな感じですね。
—その中でも生きていける力が欲しいと思ったのですか?
はい。入った時に、やっぱチャリでどっか行くとか、あんなのって全部なんだかんだ言って、親とかいろんな人が助けてくれてたんやなって思って、逆に未来電子入ってからは、「あ、自分めっちゃしょぼ」ってなって。生きていくためには、もっと自分自信の力が必要だなって思わされたのが、ある意味モチベーションにもなって続けられてましたね。
理想と現実のギャップを埋めるのにワープは存在しない
—加屋さんは2年半くらいインターンを継続していたと思いますが、その中で沈んでる時もありますし、良かった時もあると思いますが、一番苦しかった時はいつですか?
一番しんどかったのは、やっぱり同期の平野が入ってきた時ぐらいですね。やっぱ小学校からずっと一緒やって、僕が未来電子に誘ったのに、僕よりむちゃくちゃ契約取るんで、「これは辛いな」と思った。普通によく泣きながら歩いて帰ったりしてましたね。
—その時に、「辞めよう」ではなく、それでも続けてきたというわけですが、今はそれに対して、その時の自分を思い返すとどう思いますか?
それに対してはいつも通りやなと思います。嫌なことがあっても寝たらすぐ普通になってそこまで長期的に落ち込むタイプじゃないんで、その時その時って感じですね、しんどかったのは。ただ平野とはタイプが違うんかなっていうのは、その時からわかり出してきてて、平野はセンスでガッといくタイプなんですけど、僕はそうじゃないので、コツコツと地道にやってたら何とかなるってっていうのが、自分の中に経験値としてあるんで、最近はそんな、すごい子が入ってきたとか、自分より取ってるなとか、全然気にならないって言ったら嘘ですけど、気にならんようにしてるっていうのが本音ですね。
—例えば、平野さんがどんどんアポイントを獲得していて辛い時期がある中で、どのタイミングで「自分はこうやから、タイプが違うんや」と気付いたのですか?
それは、その当時7月に平野が入ってきて、こいつに勝たれへんなと思ったんですけど、僕8月に休みの日も全部未来電子行ったんです。それで、朝から晩までテレアポしてたら、感情がどんどん無になっていって、ロボットみたいに来たらそこ座って電話持ってるわ、みたいな状態が30日続いたら、結果的にその月は僕トップやったんです。25件ぐらいアポ取れて。その時に、こういうことなんかなっていうのを感じて。自分は数を追っていくタイプで、それを信じてやっていくことができるのって大きいなって思いましたね。
—なるほど。そういう意味では、他のインターン生もそうだったと思いますが、どのようにすれば今の加屋さんの話のように「あ、自分はこうなんや」と気づけると思いますか?
僕が気付けたのは、ただ単にやってみたからっていうのが大きいかなとは思いますね。やる前はすごい考えてしまったりとかするんですけど、さっきの追い込んだ月は絶対ここで結果出すって決めたので、夏休みはもう遊ばない、と。で、どこも行かないっていうので、SNSとか全部使わないって決めて、ひたすらテレアポに打ち込んだっていう部分で、そういうことかなっていうのがやっとわかりました。逆に今のインターン生に言うことがあるとしたら、僕もそうだったんですけど、こういう自分になりたいとか、やっぱみんな最初は理想をすごい持ってきてるのかなって。でも実際にやってみたら、理想と現実のギャップがすごすぎて、それを埋めるにはワープって存在しないんで、とりあえず追い込んでまず一歩やるしかないのかなっていうのが、僕の得た経験の中で感じることですね。
インターンとバイトの違いは“死に近い環境“かどうか
—その当時から未来電子でもインターン生が成果を上げればお金を貰えますが、やはり成果を上げるまでは、すぐにお金を貰えなかったと思います。それでもアルバイトに行くのではなく、インターンに行こうと決意したと思います。加屋にとって、アルバイトとインターンの違いは何だと思いますか?
一番違うなと思うのは、アルバイトって死なへんやんっていうところですね。例えば、僕チーズケーキ屋さんでチーズケーキをずっと作ってたんですけど、このルーティーンを10時間守れば、金絶対貰えるっていうのが約束されてるじゃないですか。慣れてきたら手も抜けますし、行けば金貰えるしって、そこには絶対死なへんっていう環境がある。でも、未来電子ってどれだけ時間投入しても、契約を取れへんかったら死んでしまうっていうのがある。その環境のおかげで、嫌でもどうやるかって必死に考えるようになるっていうのが、たぶん大きな別れるポイントなんかなっていうのはありますね。
—なるほど。今、実際インターンに2年半取り組んできて、未来電子に就職することになりましたが、当時の加屋さんと今入ってきたインターン生たちでは、環境も状況も違うと思います。その上で今まで加屋さんが過ごしてきた中で、且つ今の状況を見て、今のインターン生たちに何が必要だと思いますか?
来ている学生のタイプも違うと思うんですけど、やっぱり必死さみたいなものが少し足りないのかなとも思いますね。今はいろいろいいコンテンツがありすぎて、いい環境やなっていうので終わってしまってるところもあると思うんです。でも、やっぱり成果出すっていう部分でいうと、感情が動くほど嫌なことがあるとか、追いつめられるとかっていうのがないと無理なんかなって思いますね。なので、別に今来てる子は悪いとは思わないんですけど、このままいくと、ただ受け身に享受するというか、英語とかそういう技術だけを受けて卒業してしまうと、あまり学生側にとってもメリットはそこまでないんじゃないのかなっていう風には感じてしまいますね。
—それに対して加屋さんは感情を一番揺さぶられた経験は何がありますか?
やっぱりそれは、初対面で芹生さんに怒られてる時かなと。その日にちょうど女の子にフラれるのと芹生さんに怒られるのが重なって、なぜか知らないですけど、当時フラれたのも芹生さんのせいやと思ってたんです。なので、この人は絶対見返そうと思ったんですけど、3カ月経っても全然アポ取れへんっていうのが続いたので、余計に悔しかったんだと思いますね。それで、取れだしてきてたのに、1月ぐらいに芹生さん東京行くってなって、「おいおいおい、せっかく取れるようになったのに、どこ行きはんの」みたいなんは当時思ってたんで、それもよかったんじゃないかなっていうのはありますね。営業とPRは全然また違うとは思うんですけど、でもやっぱり活躍してる人の話聞いてると、持ってるものと近いものがメディアチームの人ともあるんかなっていうのは、たまに感じる時がありますね。
無理難題でもとりあえず全力でやってみることが成長に繋がる
—インターンの時に、自分が一番成長したなと思うことは何ですか?
成長したと思った部分は、継続する力がついたなっていう部分ですね。ちょっと難しいんですけど、さっきの話の平野みたいなセンスタイプじゃないので、成果出るまで続けるしかないけど、それを続けられるようになりましたね。だからそれはいいんかなと思ってます。
—おそらくインターン生の中にもいろいろなタイプがいます。0から1を作るタイプの人、その1を量産していき、それを100にする人も確実にいると思いますが、例えば加屋さんの場合は1を100にするという点が強みだと気付くためには、取り組み続けてみることだと思いますか?
難しいですね。僕の場合は、すごい奴が来て、「勝たれへんわ」ってなった時に、どうやったら成果出せるかなって考えて成果出るまでやり続けたことで、「あ、僕こういうタイプですか」っていうのがわかった状態なので、これが全員に当てはまるかは一概に言えないですね。ただ、一つ大きかったのが、代表とかが無理難題をパンパン与えてくるので、それにめげずにやってると、何となくですけど、どういうタイプかっていうのがわかってくるんかなとは感じますね。
—それはあるかもしれないですね。
例えば、無理難題もやる人とやらない人いるんですけど、でも、代表の無理難題って基本的にはなかなか断れないんです。その中で無理難題をこなして成果を残している人はタイプ的に僕よりの人なんかなとは思いますね。
—言われたことに対して無理かどうかよりも、まずとりあえずやれるかどうか。全力でやるということですね。
とりあえず、突っ込んでみる。それで、平野系のセンスタイプの人は、たぶん「あ、自分には無理や」ってなった瞬間にもうやらなくなっちゃうと思うので。
たぶんどっちが正解ってないと思うので。たぶんそういうセンスの人って、逆に自分で成果を出せるところっていうのにアンテナがすごいあるから、「あ、これ行ける」って思った瞬間、その人はそこで成果を出すし。1から100あるプランの中で、順番にやっていけって言われて、順番にゴーってやっていって、ここでバンって成果を出す人もいるし。
だから、アンテナ立たへん人は、もうどれが当たりかわからないから、とりあえずやるしかない。そういう観点で見たら、代表の無理難題は受けてみるのはいいかも知れないなと思いますね。受けてやってみることである程度の自分のタイプがわかると思いますし。
入社後のステップ
・入社後メディアチームに所属し、アポインターとして活動
・入社後3ヶ月はお客様のアポイントを獲得できなかったが、取り組みの成果が実り、トップアポインターとして継続的に成果を残す
・インターン時代はメディアチームインターン生の教育にも従事
・現在は正社員になり、メディアチームのマネージャーとして教育、制度、自身の成果を追求中
メンターの声
常務取締役 芹生義雄
加屋君は初めの頃本当に何もできない学生でした。成果を出せなくて悔し涙を何度も流していました。しかし、多く積み重なった課題に対して逃げずに一つ一つ解決していったことによって、徐々に成果にもつながり、チームを率いるまでの存在になってくれました。辛いことから逃げることは簡単で誰でもできますが、辛いことから逃げずに立ち向かい続けられる人はなかなか出会ったことがありません。加屋君はその数少ない中の一人です。今後もその姿勢を貫き、圧倒的なスピードで成長し続けて欲しいです。