「自分は何もできない」と気付いたから、自分から変わることができた

東田 一起

立命館大学 経済学部経済学科

ー2020年3月卒

PROFILE

「自分の時間を切り売りするアルバイト」に違和感を覚え、2016年9月から未来電子で8カ月のインターンを終えた東田くん。月20万文字執筆という、いまだ破られない偉業を成し遂げた彼が、未来電子で学んだこととは一体なんだったのでしょうか?

人間的に成長する友人の理由を知りたくて、インターンを始めた

-東田さんは、どうしてインターンを始めようと思ったのですか?

主な理由は2つあります。1つは、ずっと続けていたアルバイトに違和感を感じていたことです。最初のころはアルバイトが楽しくてやっていたんですけど、だんだん自分の時間を売っているだけのようなジレンマを感じました。このジレンマを解決するのにはどうしたらいいかなと、考えたときに思いついたのがインターンだったんです。

-なるほど。2つめの理由というのは何ですか?

将来への不安が大きかったことです。これから自分はどうなっていくんだろうと考えたときに、インターンに少し挑戦してみて、自分の価値を高めていきたいと思いました。

-「他のアルバイトに変えてみよう」とは思わなかったのですか?

実はインターンを始めようと思ったのは、アルバイトで知り合った友人の影響なんです。その人が、インターンをしていたんですけれど、成果報酬の環境と聞きました。同じ時間労働していたとしても、得るものが違って、その人がどんどん成長していく姿を見て、「なんだかおかしいなあ」と思って。

-「自分と比べて」ということですね。

はい。金銭的なものも勿論ですけど、”人として違うな”と思いました。自分はアルバイトを必死にやって、身も心も廃れてボロボロになっていた時期だったんです。ちょっと病んでいるような感じでした。一方の彼は、人間性がしっかりしていて、毎日笑顔で楽しんでいましたね。僕は彼ら影響を受けていたので、余計にアルバイトへのジレンマが生まれていたんだと思います。

-インターンの中でも、どうして未来電子にしようと思ったのですか?

偶然行った意識高い系のラウンジがきっかけです。未来電子の方が直接来ていたわけじゃなくて、入ったところにあるロゴを見たんです。有名な学生応援系の企業以外にもたくさんの社名があって、それを全部検索して、見つけたのがきっかけです。そのときはまだ未来電子を大きく意識していたわけじゃなかったんですけど、実際にインターンをしようとなったときに、Facebookで社員さんのページを見つけて、そこから応募しました。

-見つけてすぐに応募したのですか?

1度目に見つけたときは、応募しなかったんです。でも2度目に見たとき、内容を読んで、決断しました。そのときに運命を感じて、応募したのをよく覚えています。

自分の価値は、自分から変わらないと出てこない

-実際にインターンを始めてみて、どうでしたか?

2016年の8月に面接して、9月に入社したんですけれども、思っていたイメージとは違って驚きました。僕は長期インターンに対して、「業務をバリバリやって、成果重視なんだろう」と思っていたんです。けれども未来電子は、決して「成果だけ」を重視しているわけではないんですよね。

-成果以外も、重要視されていたということですね。

はい。未来電子では、人間関係も重要だし、人として成長できる場所だと思いました。成果だけじゃなくて、人としての中身、どうやって業務に取り組んでいくかみたいなことも、重要視されていましたね。

-成果だけが、その人の価値ではない、ということを意識しています。

例えば、成果を上げるための取り組み方とかそういう姿勢は全部見られていて、社員さんの耳に入っていたりする。そういうことは社会では当たり前なんですけど、人間関係について、改めて学ぶことができたと思います。

-人間関係をどのように作っていくのか、広げていくのかはすごく重要ですね。

僕は未来電子を辞めましたが、今でも人と付き合う中で、未来電子で学んだクセみたいなのが残ってるんです。例えば、信頼関係を作る上ではレスの速さは重要だな、と思います。仕事を受けたらちゃんと挨拶する、当たり前のことなんですけど、当時の僕は全然できていませんでした。そこを指摘していただいて、「あ、なるほど。変わらないといけないな」と思うきっかけになりましたね。

-業務以外の、根本的なところでも学びがあった、ということですね。では、実際の業務では、大きな壁と対峙する、というような経験はありましたか?

そうですね、未来電子はインターン生が多いので、他の人にどう打ち勝つか、ということを考えるのはしんどかったです。周囲のレベルも高くて、壁に感じたりもしましたね。

-東田さんというと、業務達成量の過去最高記録というイメージがあります。

合計20万文字のライティングを達成した経験ですね。PRチームでライティングの業務をしていたときは、自分の書く記事は、質では他の人に勝てないと感じていました。なので、量で勝ってやろうと思ったんです。1文字1ポイントとして、1か月で20万文字を書きました。自分は成長速度が遅いから、とにかく時間的にコミットして、記事を書いていくしかないと思ったんです。結果的に、今でも破られていない記録として残っていることは、うれしいと思います。

-自分から課題を見つけて解決して、壁を乗り越えていったのですね。

はい。壁がきっかけになって、自分は何をできるんだろう、と考えることが初めてできたんだと思います。

気付いて変わり、悩んで磨く、成長に最適のインターン

-未来電子インターンを卒業されましたが、今後どのようなことをしていきたいと考えていますか?

実は今、「みんなの夢アワード」という、総務省や経産省、40社以上の企業の関わるイベントで、運営の副代表をさせていただいています。規模が大きいのでコミュニケーションをいろいろな方と取る機会がありますが、常に未来電子での経験は活かされているな、と感じています。これからは、未来電子で養った人間的な根元の強さを、実践していきたいと思います。

-学んだことを次は実践で、ということですね。頑張ってください。

頑張ります。

-最後に、東田くんの経験を通して、インターン未経験の人へのメッセージをお願いします。

言えることは2つですね。「自分が変わりたいなら、インターンは最適の場所」ということ。そして、「自分を磨くのにも、インターンは最適の場所」ということです。僕もそうでしたが、大学生になったとき、意識の高い人は勘違いしやすくなると思います。「オレって何でもできる!」「学生団体とか運営しちゃえる!」みたいな。でも、それは別に「何でもできる」わけじゃないです。社会にはもっと必要とされているスキルや、人間としての能力があります。インターンは、そんな能力をしっかりと得て、自分の姿勢や考え方を学び取っていく場所だと僕は思うんです。

-初めから「何でも」できる人はいないですからね。ステップアップしていくことが必要だと思います。

はい。インターンでは、自分がいかに何もできないか、を痛感しました。けれど、そういう大きな壁を乗り越えないと、自分を変えることはできないですよね。自分はインターンをして、良い意味で気づきをたくさん見つけられて、良かったと思います。

-価値観が広がったのですね。

はい。インターンを始めると、本当に多くのことに「気付く」タイミングがあるんです。自分の価値の低さとか、思慮の浅さとか、あまり考えたくないことに気づくこともあります。そんな、普段の生活では考えないような問いを、思い切り自分にぶつけて成長できる。全力で考えていくことで、それを結果につなげられるのが、インターンシップの良いところだと思います。


入社後のステップ

・入社後PRチームに所属
・PRチームでは1ヶ月間の業務達成量で過去最高を記録し、現在もその記録が破られていない。
・業務のスピードと質の高さを評価され、専属クライアントを5社担当する。

メンターの声

PRチームディレクター 森高大貴

東田君は自分を変えたいという一心でインターンに挑戦されました。ただ、初めの頃は何をしていけば良いのかがわからない状態で迷いが多かった印象です。しかし、他のメンバーの取り組みを見ることで、「何をすれば自分は勝てるのか」というポイントを自身で見出したことは彼にとってすごく大きな成果だったと思います。その結果、誰よりも量に取り組むことに決め、圧倒的な成果を記録し、人としてもかなり成長できたのではないでしょうか。現在は未来電子を卒業されていますが、残りの学生生活の活躍が楽しみな人材だと思います。