技術でサポートできる人間になろうと決めた
-櫻井君は、どうしてインターンをしようと思ったんですか?
きっかけは色々あります。アメリカ留学を終えて、金銭的に余裕がなくなったのでお金を貯めたいというのもありました。あと、留学中にインターンをさせていただいたので、日本でもインターンをしたいなと感じていましたね。
-海外のインターンでは、どんなことをされていましたか?
すごく小さな、日本の中小企業のアメリカ進出をサポートする会社でのインタ―ンでした。社員さんも併せて10名いなくて、日本人は社長ともう1人の2人きりだったんです。僕は、アメリカ進出する日系企業のリスト集めや、ブログ・SNSの更新、商品管理をさせてもらっていました。実はその会社はインターンは募集していなくて、僕が無理やり連絡して、インターンをやらせてもらっている状態でした。
-インターンを受け入れる仕組みがなかったんですか?
はい。でも、思い切ってチャレンジしてよかった、と思います。実は、インターンの終わりに、すごく印象的な出来事があってたんです。僕はとある展示会にクライアントの企業が出展するということで、サポートをさせていただいたんです。そのとき、日系の中小企業も参加していて、その中で、世界唯一のマーカーを売る会社に出会いました。雨の日でもコンクリートに線が引けるマーカーで、技術力は世界一だと社長も話していましたが、同時にアメリカ進出は困難だという話を聞いたんです。
-世界唯一の技術なのにですか?
僕はそれを聞いたとき、「なんかおかしいな、勿体ないな」と思いました。営業力とか、マーケティングとか、理由はいろいろあったんだと思います。その時僕は、自分が将来そういうものを技術的にサポートしていきたいなっていう、将来像を持ったんです。
-それは、元々持っていた将来像でしたか?
いえ。その時初めて持った将来像でした。その将来像を実現させるためにも、必要なことは山ほどあると僕は思っていました。なので、インターンをすることにしたんです。特にIT、というキーワードもあって、未来電子に入りました。
新しい業務も出世も、チャンスはすぐそばにある
-実際に未来電子に入ってみて、どう感じましたか?
実際にやってみると、自分が想像しているインターンよりも、業務や出世に関して任せてもらえる、チャンスがある場面が多いと感じています。前やっていたアメリカでのインターンより、そういう点では魅力的ですね。
-未来電子はインターン生を受け入れる仕組みがありますからね。
そうですね。当時の僕はとにかく留学中にいろいろやりたくて、日本政府からインターンのための奨学金がもらえてインターンもして、とにかく思う存分やろう!って感じでした。
-前にいたインターン先と未来電子は、どう違いますか?
全然違いますけど、社長の年齢が違うのは大きいですね。前のインターン先は社長が50代で経験豊富な方で、会社にいて変化のスピードを感じることはありませんでした。一方、未来電子は常に変化していて、スピード感があるところはとても魅力的です。あとは、日米でインターンへの考え方が違うのも大きいですね。
-インターンへの考え方が違うんですか?
日本だと、インターンってなんか意識高い系って感じで、多くの人が就活に有利だからやる、っていう感じだと思います。一方のアメリカの学生は、大学1年生からインターンをやるのは当たり前で、色々な会社で経験を積むことで、自分に適した業種や上司の雰囲気とかを見つけていくんです。
-目的が大きく違うんですね。
僕はどちらも体験できたからよかったと思っています。未来電子には思ったよりも何かチャレンジできる環境がありましたし、頑張りたい人が頑張った分だけ輝ける、良い場所にこれたな、と思います。
自分で気づけば、また一歩成長できる
-未来電子で、一番苦労した経験はありますか?
苦労したというか、実績を残すことは、難しいなと思っています。
-なるほど。その難しさは、克服できましたか?
いえ、これからですね。実績を残すためにするべき一番の近道は、僕は自分で動くことだと思っています。例えば、社員さんに「これやっといて」と頼まれてそれをしても、終わった後の評価は高くないんですよね。正直、それを頼まれている時点である程度の信頼ができているので、きちんと仕事ができても、評価に意外性がないんです。
-選ばれている時点で、評価はされているということではないんですか。
そうは思います。けど僕は、だったら言われる前にやるってことも出来たんじゃないか、と思うんです。気づけて、言われる前にやる人は本当にスピードが速くて、出来る人なんだと思います。
-なるほど、その気づきを持つことを意識しているんですね。では、未来電子に対して楽しいと感じることはありますか?
多くのインターン生や、社員さん、企業経験のある代表などと会話できる機会が多いのが、魅力だと思います。京都オフィスにいると話す機会も少ないんですが、たまに話していただけるときは、本当に有意義な時間だと感じますね。
-そんな会話の中で、一番学んだ話はありますか?
大きく2つあって、1つめは、代表との会話で学んだキーワードの「生産性」です。今後の世の中では「生産性」が必要とされていて、自分たちは生産性を上げていかなくちゃいけないんだ、ということをまず未来電子に入って学びました。2つめは、「出世の仕方」です。よく代表が言っていることですが、「自分で動いて、周囲の声を集めたら、自然と上に上がれる」というのは、今後会社に入って上に上がっていくために、大切なことだと思いました。
-最後に、インターンをしていない人や、これからしようと考えている人に対して、伝えておきたいことはありますか?
正直、今インターンをやろうか迷っている人には、チャレンジしてほしいと思います。理由は、インターンには「自分が何かを生み出すこと、変わりたい人、将来を本気で考えている人」が多いからです。例えば今、お金が欲しくてアルバイトをしているなら、お金だけへのモチベーションで続けるのは難しいと思います。日常業務では、生み出すものが少ない、状態にもなります。けれどインターンでは、将来に活かせる内容の経験が本当にたくさんできます。出会いもたくさんありますし、同年代の意識が高い人から刺激をもらえたりします。将来をちゃんと考えているちょっと上の人とも出会う機会があって、話せるのは大きなメリットです。そんな出会いを通じて、自分の考えを作っていける環境が、インターンだと思うので、とりあえず経験してほしいな、と思うんです。
-経験することが大事、ということですね。
経験すると、今まで知らなかったこと、自分が今まで知らなかった興味とか、考え方とかに触れられるんです。そうやって少しでも、チャレンジを続けていってもらえたら、と思います。