インターンもアルバイトも働くという本質は同じ
-インターンを始める前のイメージはあったと思うのですが、実際始めてみてどのような印象を受けていますか?
正直イメージの違いとかはあまり感じていません。僕自身イメージとのギャップに文句を言うというより、入った場所で何を任されても頑張ろうと思うスタンスだったので、理想と現実が違ったということはありませんでした。
-なるほど。インターンに来た目的が、自分の研究や専門的な知識を実際のビジネスの場でどう生かされているか知るという所だったと思うのですが、その目的は達成できていますか?
そうですね、どういう部分で付加価値つけるとか、どういうところでお金を稼ぐんだろうみたいなところは体感できています。初めからそんな理想を掲げていたわけではないので、イメージとの違いもそこまでありませんでした。
-ちなみに仕事にはどんなイメージを持っていたのですか?
いろいろなアルバイトでも仕事について考えてたということがありました。僕のイメージでは相手が思う価値の分だけ自分が付加価値をつけられるかが仕事だと思います。結局どの商売でもいかに付加価値をつけて相手に欲しいと思わせられるかが仕事で、ものが違っても商売のシステムはそんなに変わらないかなと。
-確かに、枠組み的にはその通りですね。実際アルバイトとインターンではどんな違いがあると思いますか?
本質的には違いがないのかなとも正直思っています。というのも、アルバイトでもインターンでも本人の意思次第で「どうとでもできる」と思うからです。もちろんずっと単純作業だけでお金が発生するバイトとかは別ですが、僕がやっていた塾講師とかキャッチは自由度が高く、自分次第で生徒を満足させることもできたし、キャッチでは自分の頑張り次第で契約が増えて給料も増えるという仕組みでした。だからこそ、アルバイトとインターンの大きな違いというのはあまり感じませんでした。
-時給で働いているというより成果で働いているというイメージですね。
そうですね、結果的に時間を売っているだけの単純作業より自分の頭で考えたことが実現していく成果主義の方が成長もできると思います。
コミュニケーション能力を鍛えたい
-ではインターンをする中で劣等感や壁にぶつかった経験はありますか?
僕の中では英語のアクティビティと周囲とのコミュニケーションが劣等感、危機感を感じたものでした。英語は一定ラインは出来ているレベルでもあると思うのですがやはり留学帰りのインターン生と比べると劣る部分はあるので、そういう部分で劣等感は感じました。そもそも割と劣等感を感じるタイプでもあるので。
-逆に劣等感が中川君のモチベーションになっている部分もある?
そうですね、モチベーションというか、常に危機感を持っていてネガティブなストレスを解消したいと思うタイプなので、ある種コンプレックスがモチベーションになるタイプの人間だと思います。
-なるほど。特にどういう所にコンプレックスを感じていますか?
一番はコミュニケーションの部分です。そもそもあまり話すのが得意でないので、周りのコミュ力の高いインターン生はすごいなと思っています。代表の話でコミュニケーション能力にも「対話」と「会話」という2つの種類があると聞きました。ここでいう対話はミーティングなどでしっかり議題について議論する力のこと、会話は普段のコミュニケーションの中で相手との距離を縮めるもの。この両者がしっかり出来て初めて良いビジネスマンになる。今の自分は特に「会話」が苦手なので、それを克服していくべきかなと思っています。
-対話の方は割と得意な方?
そうですね。簡潔にわかりやすく本質を捉えて意見を述べることはできるのですが、会話というのは結構曖昧な所があって、その曖昧さが自分にとっては難しく感じる部分ではあります。正直会話とか論理的に考えると気持ち悪いですもん(笑)そういうタイプなので、一旦経験積まないといけないとも思っています。
-生粋の理系脳ですね(笑)もちろん論理的に考えることも重要なので、中川君なりの強みをもっと生かしていくのもよいかもしれませんね。
悩むくらいだったら、一回チャレンジしたらいい
-最後に中川君の経験から、まだインターンをしていない人達にメッセージをお願いします。
はい、悩むのももちろん悪いことではありませんが、何もしらないまま悩んだところで、そもそもなぜ悩んでいるのかも分からないと思います。逆にチャレンジすることに対してデメリットはそんなにないと思うので。だからとりあえずインターンに行ってみて、よかったら続ければいいし、あまり合わないと思ったら辞めて他で何個かチャレンジして、その上でインターンでの学びというのを抽出していくのが良いと思います。
-確かに。やってもないことに対して評価はできませんもんね。
インターンに興味あるのだったらやればいいし、今自分がやってることに満足していたり、こんなことやりたいと明確にあるのであれば、そのことに全力で取り組めばいいだけだと思います。
-中川君のトライアンドエラーたくさんしていた経験が自信につながっているかもしれませんね。
自信というか、僕がトライアンドエラーをし続けたいタイプなので。もともと研究者を目指していただけに挑戦して改善し続けるのが当たり前だと思っていたのが今の行動につながっていると思います。
-なるほど。これからも頑張ってください。