優しい声で語りかけるメンタリスト服部さん

服部 秀樹

立命館大学 国際関係学部

ー卒

PROFILE


こんにちは!

PRアシスタントの大野紗英です!

社員さんインタビューvol.6は未来電子テクノロジーの服部さんにインタビューしました。

服部さんは元々インターン生で、今は営業担当の社員さんです。

社員さんの中では年齢が近いのですが、精神年齢がすごく高いので学ぶことが沢山ありました!

是非最後まで読んでください!

 

大野(以下、赤字):今日は宜しくお願いします。

服部:宜しくお願いします。

 

服部さんについて

 

いきなりですが、服部さんはかなり色々なことにこだわりがあるとお聞きして、その1つである習慣を特に大事にされているとのことですが、、、具体的にどのような習慣ですか?

 

習慣はけっこう色々あって、その1つは感謝するべきこととか、有難いことを毎日サンクスノートに3つずつ書くことです。休日平日も関係なく毎日書くことにしています。

 

それはいつ頃から続けていますか?

 

去年の5月から始めていますね。

 

5月から毎日ですか!?定期的に見返したりしますか?

 

いや字が汚いので見返したりはしないですね(笑)

 

なるほど(笑)

 

そもそもなぜサンクスノートに毎日書き込むことを習慣にしようと思ったんですか?

 

一時期、全てをネガティブに考えてしまうことがあって、どんなことでも悪い側面ばかり見るようになっていました。

そのような状況になった時に、どうしたら負の連鎖から抜け出せるのかなって考えて、この習慣を始めて見ようと思いつきました。

いきなりポジティブになろうとするのは難しいけど、まずは誰にでもできる感謝からなら始められるかなって思って。

そう思うとポジティブになってきたし、日々の有難いことに気づけるようになったからネガティブになることが少なくなりました!

 

確かに何気ないことに感謝するのは大切ですね。

この習慣を始めてからネガティブになることはなくなりましたか?

 

うーん、なくなったというよりかは、ポジティブに何事も考えられるようになりました。

自分の心理状況で目の前のこと全て良いようにも悪いようにも捉えられると思うんですよね。

例えば、今大野さんが飲んでいるこのペットボトルですけど、(たまたま机に置いていたものです。)水の量はどのぐらいあると思いますか?

 

半分くらいですかね?

 

そうですね、この水の量を”半分しかない”と捉えるのか、あるいは”まだ半分もある”と捉えるのかは大野さんの心理状況次第です。

つまり、常に心に余裕があると無意識のうちにポジティブに考えられるんです。

 

確かに心理状況が与える影響は大きいですね。

他にも習慣はありますか?

 

出社前に毎日神社に行くことと、その日学んだことを記録することですかね。

 

毎日神社に行くのもすごいですけど、学びって毎日ありますか???

 

あります!あります!ただ僕たちが気づいていないだけです。

まずは仕事以外にどんなことに時間を使っているのかを分析したり、人から学んだこととかを記録しています。

一時は、友達とグループを作って、毎日学んだことを共有していた時期もありました。

人に見られることで意識が変わってきますし、毎日必ず学ぶことはあるので大事ですね。

 

なるほど。

でも、例えば家から一歩も出ない日とか、家族以外の誰とも話す機会がない日とか少なからずあると思うんです。

そういう時って自分以外の人と関わる機会が少ないから、学ぶことってない気がするんですが、、、?

 

何言ってるんですか!そういう時こそ学びは多いですよ!

 

ええっ、そうなんですか!?

 

1人でいるってことはそれだけ考える時間は多いし、日頃の問題とか課題について沢山考えた上で、原因と解決策まで辿り着けるので大事な時間ですよ。

 

なるほど。学びには必ずしも外的要因が関係しているとは限らないんですね。

インターン生から社員になってからの変化

 

インターン生時代と社員になった今を比較して何か変化したことはありますか?

仕事のことでも、個人的な事でも構いません。

 

メンタルかな。

今までは仕事をする上で、メンタルよりも知識とかスキルの方が大事だと思い込んでいたんですが、社員になってからメンタルが1番大事ということに気づけました。

今の僕が思う仕事の公式は、“メンタル × 持っているスキル × それにかける時間” です。

この公式の割合としては、メンタル、スキル、時間がそれぞれ8:1:1なので、メンタルはかなり大事だと思います。

いつもはできることでも、緊張したり、自分にとって不利な状況に身を置いたりすると、普段の実力の10%しか出せないはずです。

どんな状況でも常に120%の実力を出すためには、メンタルがやはり大事なので、社員になってからの最大の変化はメンタルが大事だということに気づいて、なおかつそれを鍛えようと思えたことですね。

 

服部さんの公式は本当にその通りだと思います。

強いメンタルを持っていても壁にぶつかってしまった時はどうしていますか?

 

僕自身はすごく感情の浮き沈みが激しいんですが、やはりそれだと駄目だと思うんですね。

社会人はプロだと思うし、アスリート選手と同じように常にプロ意識を持つ必要があります。

感情に振り回されたり、健康に振り回されたりして成果を出せないならそれはプロじゃない。

そのためにはやはり、日頃からメンタルのメンテナンスを続けることが大事ですね。

インターン生時代について

 

服部さんは今は大阪オフィスで社員として働かれていますが、インターン生時代は京都オフィスの責任者をされていたんですよね?

具体的にどのような仕事をしていましたか?

 

今で言う人事と、ゼネラルマネージャーの仕事をしていました。

130時間くらい働いていましたね。

 

たった1人でそれだけの業務をこなしていたんですか!???

そんな大変な仕事をなぜ続けられたんですか?

 

裁量があったし、多くのインターン生と関われたので純粋に楽しかったです。

 

そうだったんですね。そんな大変な仕事をする中で学んだことや得たスキルは何ですか?

 

やっぱり、インターン生がどうしたら動いてくれるかとかを考えながら面談をしたり、アドバイスをしたりする力は身につきましたね。

 

他の人事とかマネージャーをしているインターン生もよく言っています!

大事なことですね!

営業の仕事について

 

服部さんが先月の営業の成績がその前の月の2倍だったとお聞きしたのですが、なぜそのような成果を1か月で出せたのですか?

また、インターン生時代のインタビューで営業が苦手だとおっしゃっていたのですが、どのように克服されましたか?

当時のインタビュー記事はこちらです。

 

先月の成績は運ですね。

 

運ですか!??運でどうにかなるとは思えないのですが、、、

 

運は自分に回ってくるようにできるものだと僕は考えます。

運に関してもメンタルが大事だっていう話になるんですけどね(笑)

今までは自分に実力がついたらなんでもできると思っていましたが、やはりそうではなくて。

社内でのコミュニケーションを大事にしたり、分からないことはすぐに聞いたり、一生懸命に取り組むことでまず周りからの評価を得られるはずです。

周りからの評価を得られると、その分良いチャンスが巡ってきて、運も一緒に回ってきますね。

チャンスとか運があると、自分の実力が80%しかなくても、100%のパフォーマンスができます。

そうなるとアウトプットする機会が増えるので、結果を出す機会も増えます。

だから良い運を引き寄せるのは大事なんです。

 

なるほど。すごく納得できました!

 

それと、営業はいまだに苦手なジャンルですけど、人と話すのが好きなので楽しいですね。

それに考えることも好きなので楽しいです。

 

考えるのが好きなんですね。私は思考体力がないので羨ましいです(笑)

これは、他の社員さんにも聞いている質問なのですが、こういうインターン生はすごいなと思うことはありますか?

 

やっぱり行動できる人ですかね。

例えば、マーケティングチームに所属していて、決められた分だけの記事を書くのではなくて、こういう風にしたらもっと仕事をやりやすいのではとか会社が良くなるのではないかとまず考えます。

それから、その課題に対しての解決策を考えるために自ら情報を集めて、提案して、なおかつ周りを巻き込めるって、、、すごくないですか?

 

確かにすごいですね。中々できない。

 

そうですね。こんなアクションを取るには、スキルとか知識よりも勇気が必要なので、人が面倒くさいと思ってしまうことに対して、周りを巻き込みながら取り組める人は素晴らしいと思います。

 

その勇気を持つにはどうしたら良いですか?

 

自信を持つことでしょう。

 

自信、、、はどうしたら持てますかね?

 

自信というのは、根拠はなくて良いと思います。

良い結果を出したから自信がつくとは限らない。

僕自身も自信がなくて悩むこともありますけど、自分でできるって言い張ってしまえば、人も集まってくるし、チャンスも巡ってくる。

そのため、大事なのはポジティブであり続けることと、日々の感謝だと思います。

例えば、先ほどの「水が半分しかない」という心理状況の時には、自分が何かに挑戦する時に今の自分に足りていないものが見えるんですよ。

一方で、「水が半分も残っている」という心理状況の時は、自分が何かに挑戦する時に今の自分の足りているところ、つまり自分がそれを達成できる根拠ばかりが目につくんですよ。

同じ状況をイメージしてみてください。後者の状況の方が自信が沸いて、挑戦的になりませんか?

よく根性が足りないと言われたり、自分で思ったりする人が多いかなと思いますが、

それってまさに逆効果なのがこの例でわかりませんか?

その状態は、自分の足りていないところを見ている、ポジティブではなくなってるので、より挑戦しにくい心理状況になっています。

ただ、いきなりポジティブにはなれないので、日々の有り難い事に気づき、感謝をする。

そうすると、幸福感を覚えてポジティブになれるんだと思います。

 

個人的な相談タイム

 

先ほどからメンタルをすごく大事だとおっしゃっているので、そんな服部さんに相談があります。

 

ほう。何でしょうか?

 

私は過去に留学をしていて、そこで本当に色んな体験をしたので、誰も自分を知らない環境で、本当のゼロから始めることにおいてはメンタルも強いし、チャレンジ精神とか色々メラメラ燃えるタイプなんです。

でも、仕事になると自分に自信を持てないのもあるし、途端に悩みやすくなるというか、メンタルが弱いわけではないけど、とにかく悩んでしまうんです。

仕事面でのメンタルを鍛えるにはどうしたらいいかアドバイスお願いします!!!

 

うんうんなるほどね。

僕もね、大野さんと同じように留学行ったり、インターンしたり、けっこう境遇とか似てると思うんですよ。

だから、大野さんの気持ちすごく分かります。

これは僕の話になるけど、海外でインターンしてた時に、

「君はまだ何も挑戦してない。」って言われたことがあって、自分なりに色々挑戦してきたつもりやったけど、確かに僕は何もしてないのかもしれないと思いました。

留学は他にしてる人もいるし、良い例も悪い例もあるからそれなりに事前に知識があるので、知らず知らずのうちに楽な方に行ってたのかなと気づかされました。

、、、っていうの踏まえて、どうしたら仕事でのメンタルが強くなるかだよね。

 

はい。そうです。

 

うーん、、、やっぱり仕事してると、自分と上司が持ってる情報量が全く違うから、自分の意見がただの戯言なんじゃないかて思ってしまうことはあるよね。

 

そうなんですよ!!いや、もう、まさしくそれです!!!それです本当に!!

今はインターンだし、チームのメンバーが良い方達だから、比較的意見を言いやすい環境だけど、これがもっと自信をなくすような環境なら自分はこの意見を言えてたのかなって考えると、絶対言えてないと思うんですよね。

だから、環境がメンタルに与える影響ってかなり大きいと思うんです。

 

ふむふむ。でも、大野さんは今チーム内で意見を言えてるんだよね?

それはなんで言えてると思う?

 

チーム内での私の発言とかアイデアが全部ボツになることはなくて、良いアイデアが浮かばない時もあれば、良いアイデアが浮かんでそれが採用されることもあるから、自分の意見が全く的を得ていないとは思わないから、、、ですかね?

この環境なら私は少しだけでも役に立てると潜在的にというか、勝手に判断しているのかもしれません。

 

そうだよね。やっぱり自分が貢献できてるいう意識は自信にも繋がるし、より主体的に動ける要因だと思う。

つまり、自己肯定感が高ければ高いほど自信がつくと思う。

逆に大野さんが行動できない状況ははどんなものですか?

 

何か良いアイデアを思いついた時に、自分はそれに価値があると思うけど、他の人にとっては価値がないのかもしれないと必要以上に考えてしまったりとか、、、?

あっ自分とは180度考え方が違う人に出会った時とかもそうです!!

どれだけ話しても、何を言われても、

「もう本当にこの人は何が言いたいの????」て思った時は、

もうこのまま話しても無駄だって思って話す気が失せてしまう時があります。

例えば、私が全く考えが違う人と未来電子で働くことになったとして、そういう時に噛み合わないなと思っても、限られた期間だけ働くから、ポジティブに取り組む努力はできると思うんです。

でも、社会に出た時に職場にそういう人がいた場合に、ずっと一緒に働き続けるとなると、やっぱり向き合わないといけないじゃないですか。

 

確かにそうだね。噛み合わないなと感じる人はどういう人かな?

 

話を聞こうとしてくれない人です。

 

うんうん。じゃあ大野さんも人の話を聞くことを実行してみよう。

相手の言ってる意見がどんなに間違っていても、1度ちゃんと聞いて承認してみよう。

人は承認されるだけで、認められた気分になるし、相手に話を聞いてもらえてると感じるはずだから、大野さんも1度相手を肯定してみたらどうかな?

 

確かに、、、今までは話していても、心の中で

「私が意図してるのはそういうことではないんだよなー。」とか、

「この課題に対しては、もっと違うアプローチのしかたがあると思うんだけど。」って思ってしまう時もありました。

話を聞いてるつもりでも、それって本当の意味で聞けてるとは限らないですね。

 

そうそう。やっぱり聞く姿勢はすごく大事だと思うよ。

 

もう1つ相談があるんですけど、少人数のチームで働く際に、自分だけが違う意見を持っている時に、これを言えば変な雰囲気になるんじゃないかとか考えてしまって、躊躇する時があるんです。

結局は言うんですけど、その躊躇する無駄な時間をなくしたくて。

やっぱり人って、正しい正しくない関係なく、多数派が正しいと錯覚してしまう時ってあると思うので、自分が少数派の時でも意見を言える強さがほしくて。

 

大野さんの気持ちも分かるけど、それは絶対に躊躇せずに意見を伝えた方が良いと思うよ。

どんな人でも、チームのことを悪くしようと思って行動してないと思うんです。

それぞれが考えに考えて、導き出した答えを共有してくれてるんだから、大野さんもためらわずに自分の意見を言わないと彼らにとって失礼じゃない?

それにさ、そんな考えに考えて出してくれた意見を伝えてもらうことってありがたくない?

だから、大野さんも相手を承認した上で意見を伝える方がチームにとってもすごく良いことだと思う!

 

確かに!!すごく有難いアドバイスをたくさん頂けました、、、

服部さんのアドバイス自分の中でと落とし込んで活かしてみます!!

 

うん!頑張って!!

 

今日はありがとうございました。

ありがとうございました。

 

後半から個人的な相談タイムになってしまって申し訳ないですが、インターン生の方だけでなく、この記事を読んでくださっている人も誰しもがメンタルのことやチームで働くことについて悩まれたことはあると思います。

今回の私の悩みに対する服部さんのアドバイスが活かされることもあるのではないでしょうか?

それにしても、服部さんは年齢で言えば四回生なのにすごく落ち着いていて、自分の考えが確立されていて、語りかけるような目や姿勢が印象的でした。

インターン生の方も、何か悩んでいることがあれば是非服部さんに相談してみて下さい!!

必ず良いアドバイスが頂けると確信しています!!

最後までお読みいただきありがとうございました。