2019.2.17

「内定」の先で、どんな成長をしたいですか?/ダイキチカバーオール

京都大学 インターン

斉藤 貴幸


出口 智之

入社10年目

大阪本社がエリアとして北部・阪神・東大阪・南部の4つにわかれている中で、南部・東大阪の責任者をしている。部下育成や新規開拓、既存顧客のフォローや訪問対応が主な業務。

就活のゴールは「内定」じゃない。失敗が教えてくれたこと

 

–今回は、ダイキチカバーオールの出口さんにインタビューしていきます!

「責任者」というとかなり魅力的ですが、具体的にはどんな1日を過ごされているのでしょうか?

 

受け持っているお客様のパイが大きい傾向にあります。パイが大きいというのは、売り上げが大きいとか物件数が多いとかを指します。パイが大きいと、朝はメールや電話の対応依頼がかなりきているので、まずメール確認・レスポンスを行います。

そこからは、部下の本日の業務の確認と指導という形です。あとは部下の営業への同行や、テレアポの指導、フィードバックなどを行います。そういった部下指導の合間に、新たなプロジェクトのスキームを取りまとめたりしていますし、最近はこういった採用活動にも参加させてもらっています。

 

-10年前はどういった経緯で入社されたのですか?

 

当時の会社規模が十何億ほどでした。社員でいうと今の半分以下です。

そのタイミングの会社に入社しようと思ったのは、学生に響く話があるんですよ(笑)

 

4年制の大学を卒業して、いわゆるメガバンク系列のリース会社に入社しました。

勤め先は東京で、従業員数も500名近くいたような安泰なところに勤めて1年くらい働きました。そこで感じたのが年功序列。出世するまでに時間がかかるな、と純粋に思ったんですよね。部長クラスになれば1千万プレイヤーも夢ではなかったのですが、どうみても部長クラスは50代しかいないし、35才くらいで自動的に主任や課長クラスにはなれるんだろうけど、それまでは下積みか…。となると納得がいかないというか、待てなかったんです。

「もうちょっとステップアップしたいな」っていう気持ちがあって、退社しました。就活をしっかりしなかった自分も悪いんですけどね。そのあと、正直に話すとダイキチカバーオールを選んだ大きな理由はないんです。インターネットの転職サイトで新しい仕事を探していて、たまたまダイキチカバーオールを見つけて、合うかなって思ったのと、知人がたまたま働いていたってこともあって、入社を決めました。

 

–入社してからのミスマッチになることは多いですが、学生は社会に出たことがないから”会社に入ってみないとわからない”ってことがあると思います。事実として、大手を目指している学生がはかなり多いんですよね。

出口さんのように入ってみてからのミスマッチの経験がおこらないために学生にアドバイスはありますか?

 

僕の場合、就職することを目的としていました。早く就活を終わらせて遊びたいみたいな。内定をもらうことを目的にしていて、このあとずっと働いていくってことを考えていませんでした

どういう業務をしているのか、どういう人たちと一緒に働くのかは何も関係なかったんです。名前や給料で大手の幻想に惑わされて、早い段階で決めてしまったのがいけなかったと思っています。ですので、アドバイスとしてはどんどん自分から前に出て、企業の方と話をしていくこと。これから人生でも長い時間を過ごす職場を探すわけですから、しっかり「業界を見る、会社を見る、人を見る」ことを怠らないこと。僕の場合、失敗が教えてくれました。

 

本当の「実力主義」、「裁量」の見分け方

 

–業界を見る、会社を見るっていうことでいうと、ダイキチさんは早いスピードでステップアップしていくこと目指している人にはいい会社だと思います。でも学生からしたらどの企業も「若いうちから裁量がある」っていうじゃないですか。

どうしたら事実かを見破れますか?

 

採用責任者などに、

「今おいくつですか?」

「何歳のときに責任者になったんですか?」って率直に聞きます(笑)

僕も採用で学生とお話しすることがあるんですけど、全部正直に答えます。

そんな率直に質問できる関係性を作っていくような就活活動をしていってほしいですね。ざっくばらんに担当者とパーソナルなことを話せるような関係性を築く。もっと一般的に言えば、「ステップアップはどうしたらできるのかの基準は設けてありますか?」や「次の役職に上がるには何が必要ですか?」もいい質問かもしれません。

 

–ダイキチカバーオールの場合は、ステップアップの基準や何が必要かは明確にあるのですか?

 

ありますよ!成長支援シートというものを全社員に設定させています。

営業予算とか基礎活動などを含めて目標を個人で半期ごとに立てます。それが自分への約束、コミットメントです。それの達成度合いをD,C,B,A,Sをつけて評価します。この評価によって0.5等級ずつ上がっていくステップアップの仕方になります。一握りですが、1年間で一気に2等級上がる人もいます。誰かが作った目標ではなく、自身が立てた目標に対して頑張る、達成すれば評価されるというとても分かりやすい仕組みです。

 

–本当に年功序列じゃなくて実力主義なんですね!

 

まだまだ欲深く、会社を一緒に成長させたい

 

−新しい方が来年入ってくるときに、どんな成長を与えることができますか?

 

うちの会社って入社間もなくでもベテランでも、「考える場」と「行動する場」が与えられるんです。

自分の業務に対してのそういった場は他の会社さんでも多いと思うのですが、うちの会社は会社全体を動かす経営することを考える場が多い。会社が「今後こんな取り組みをやっていこうか」ってなったときに、上層部のみが決めるのではなく、ある程度枠組みを決めて社員全員で考えます。等級が低い社員の意見が通ってGOすることもありました。

いわゆるプチ経営。

会社が動いている仕組みを学べる場があります。経営者感覚をミニゲームのように体験できるし、マネジメントも体験できるし、プレイヤーとして伸び代をあげることもできます。新卒のときは、元の就職先で上司に逆らうことなんてできなかったですし、自分の意見はもってはいけないと思っていました。ここに来てからは冗談も言うし、その中で業務の話もするし、距離感の近さがいろんな体験での成長を生み出してくれるのかなと思っています。

 

–決められた指標が上から降りてきて、自分の指標がどうやって決められたのか、会社の方向にどう貢献しているのかがわからないまま仕事していることって多いと思います。その一方ダイキチさんの場合は、会社全体がこう動いているから自分はこう動くべきってことがわかる仕組みになっているんですね!

–最後の質問です。今後会社が成長し続けていく中で、個人的に目指している今後の会社のイメージはどういったものですか?

 

欲深いかもしれないけど、やっぱりもっともっとダイキチカバーオールの名を拡げていきたいですね。

うちの業務的に業界としてはニッチです。そのニッチの中ではダントツトップ入りして、『ダイキチカバーオール=ビルメンテナンスのフランチャイズ本舗を運営している会社』っていうのを学生などにも知っていってもらいたいです。そうなれば学生さんももっとうちにきてくれるだろうし!まだまだこれからの会社なので、大手みたいに会社として出来上がっているわけではありません。だからこそ、「一緒につくりあげて一緒にいい会社にしていく」っていう体験をしていただきたいなっていうのが僕の目標です!

 

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斉藤 貴幸