こんにちは、未来電子でインターンシップをしている、森まりもです。
未来電子でインターンシップを始めて、約6ヶ月目に突入しました。
今回紹介したいのが、先日10月26日に開催した「マイナビ就活イベント」についてです。
このイベントは、未来電子インターン生でチームを組み、マイナビさんの採用イベントをインターン生で企画・実行するというプロジェクトです。
採用媒体マイナビを広げるため、、、、
ではなく、株式会社マイナビさんに新卒入社する候補生を集めるためのイベントですので、お間違いなく!
マイナビさんから与えられたミッションは。
「学生さんに秋インターンシップに参加してもらい、最終的には本エントリーまで進む学生数を増やせるようなイベントを開催すること」
これです。
最初にこのミッションを聞いたときは「なんや、簡単やん」と正直思いました。
マイナビくらいの大きな企業だし、就活生は喜んで参加するだろうと思っていました。
みなさん薄々気づいているかもしれませんが、現実はそんな甘くないんですよね〜。。
イベントに参加する価値を感じることができなければ、誰もイベントには参加してくれません。
果たして、企画運営経験も少ないひよっ子インターン生チームによるイベントは成功したのでしょうか?
イベント開催までのストーリーをご紹介します。
□集客での苦悩と葛藤
7月末頃に企画運営メンバー6名が決定し、こうして「マイナビチーム」が編成されました。
ついにマイナビチーム始動です!
当時、私たちのチームが割り当てられた開催予定日は8月23日でした。
そして、開催日にあわせて少しずつチームとして動き始めました。
まずは、2週に1度のミーティングで話し合いが進みました。
6名のアイデアがうまく調和して、イベントコンテンツに関しては効率的に決まっていきました。
この調子ならイベント成功もすぐそこだろうと浮き足立つ気持ちに反して、大きな問題が発生していました。
集客状況が壊滅的だったのです。
「最低でも外部生を15人集めなければならない」
私たちは予想以上に、このミッションに苦しめられることになったのです。
イベント開催日が1週間後と近づくも、「声をかけられる友達がもういない…」と諦めモードに陥り、集客は完全に滞りました。
この時点で、集客できていた人数は【2名】でした。
1メンバーあたり3人をノルマ目標に集客を行っていたのですが、6人中5人のメンバーが集客できた人数はなんと【0名】。
このとき、チーム内でのイベント開催に対するモチベーションが低くなっていることには、薄々気づいていました。
当初、「このイベントを4方面(マイナビさん・参加者・未来電子・自分自身)にとって価値のあるイベントに作り上げたい」という理念にチーム全員が賛同した上で、共通目標として掲げていたはずでした。
そして、ふと思いました、「この状態でイベント開催を実施しても、誰にとって価値のあるものにできてるんだろう?」と。
結局、イベント開催2日前にもかかわらず、延期が決定しました。
延期になってしまった時はとても悔しかったですが、もし1度目で決まっていたコンテンツや集客状況で開催していたら、自信を持って「価値のあるものにできた」と感じることができたチームメンバーは誰一人といなかったでしょう。
□一度の延期と本気の覚悟
言い訳や甘えは決して許されない。成功させるしかない。
延期の決定と同時に、もう次は失敗できないという事実に強いプレッシャーを感じていました。
しかし、この失敗が完全にチーム全員の心に火を付けました。
そして、次回のイベント成功に向けて再出発するためには、まずチーム内での意識改善・共通目標の再確認が必要でした。
良く考えると、京都オフィスと大阪オフィスで直接会ったことがないメンバーもいる中で、いきなりチームとしてイベントを作りましょうというのが難しかったのです。
そこで、チームとして機能するために必須である「意思の疎通」からはじめました。
最も変化が大きかったのは、チーム内で役割別に2つの班(コンテンツ班・集客班)に分けたことです。
班の人数をさらに小規模にし、仕事を細分化することで、より明確になった自分のやるべきことに対して責任を感じながら自分自身の役割をこなせました。
□え、企画ってこんなに難しかったっけ?
私はコンセプト班の一員だったので、まずはコンセプト固めに徹しました。
最初は集客ターゲット(ペルソナ)を想定し、班で話し合いながらコンテンツを決めていく過程でかなり苦戦していました。
そんなときに、マイナビの社員さんの提案もあり、実際にマイナビのインターンシップに参加させていただく機会がありました。
そこで目の当たりにしたのは「営業の難しさ」でした。
かなりリアルな営業体験ができるシミュレーションゲームだったのですが、初めての営業を擬似的に体験するだけでも頭はもうパンク寸前。。
延期前に考えていたイベント企画内容が「人材業界や営業業務」に焦点を当てていたので、営業にそれほど興味のない方がターゲットであることを考慮すると、全然楽しくないイベントになってしまうと気づきました。
このインターンシップへの参加から、かなりのヒントを得られました。
インターンシップに参加してもらえれば、営業については知ってもらえると強く感じたことから、今回のイベントでは「営業や人材業界」に焦点は当てず、もっと大きな枠でマイナビの会社について、マイナビで働いている人について参加者に知ってもらいたいと感じました。
そこから、コンテンツ班ではマイナビさんを徹底分析しました。
しかし、ようやくコンテンツアイデアが軌道に乗ってきたと感じるも、「なぜその企画をする必要があるのか」という理由づけの掘り下げが浅いと、マイナビの社員さんから指摘を受けました。
こうして、何度も企画書を改善し提案、そしてまた修正の繰り返しを続けました。
正直、「え、企画ってこんなに難しいものだったっけ?」と感じました。
しかし、「本当に満足のいくイベントにしたい」、「社員さんにこれでいこうと言わせたい」という強い思いから、折れることなく前向きな気持ちで話し合いを続けられました。
実際、多いときで週3回、長いときで約2時間、メンバー間のミーティングを何度も重ねました。
コミュニケーションを取る回数が増えると自然とお互いのことも理解できてきて、いつの間にか本音で話し、より深いレベルで濃密な話し合いを進められるようになっていました。
「どんなイベントにしたら参加者はインターンシップに参加したいと思うだろう?」
何度も何度も班で考えに考え抜き、最終的には、「楽しんでもらうこと」、「マイナビについて知ってもらい、その上で親和性を感じてもらうこと」をキーワードにしてコンテンツを考え始めました。
これは、以前開催予定だったときに用意していたコンテンツが「人材業界・営業」にフォーカスしたものと打って変わって、「マイナビという会社で働く人」にフォーカスしたコンテンツに様変わりしました。
何度も社員さんからフィードバックをいただけて、面倒見の良い素敵な社員さんのためにも、なんとか結果で感謝を伝えたい!成功させたい!
この想いは日ごとに強くなっていきました。
□いざ!イベント開催!気になる参加人数は…!?
些細なところまでこだわって考えに考え抜いたイベントだったので、不安と楽しみな気持ちから前日は遠足の前日の小学生のようになかなか眠れませんでした。笑
そして、ついに本番!
やはり最も気になるのは集客人数!
最終的に集まってくれた人数は、、、
なんと【22名】!!!!
外部参加者15名と未来電子生7名だったので、目標にしていた外部生の集客数目標値も、全体の集客人数もクリア!!!
開催前からチーム全員のテンションは高まります!
そして、自信を持ってお届けできる内容であるとチーム全員が確信できるほど、コンテンツの仕上がりレベルもMAXでした!!!!!
まずは、マイナビの社員さんお2人による、マイナビの会社説明を含めた自己紹介プレゼンテーションです。
参加者の方は真剣に聞いています。
続いては、パネルディスカッション。
ここでは、社員さん2人のリアルな就活本音トークを引き出せました。
そして、アイスブレイク。
これはリーダーの林くんが考案してくれたゲームでしたが、かなりの盛り上がりを見せ、テーブル内での雰囲気も和やかになりました。
終盤にさしかかり、お次は座談会。
イベント始まって以来、一番の盛り上がりを見せました。
アイスブレイクの効果が発揮されてか、学生から社員さんへの質問は活発に飛び交っていました。
狙い通り狙い通り。
最後に、マイナビの社員さんからメインである「インターンシップ告知」を行いました。
この時点でインターンシップに参加したいと考えてくれている参加者の方が予想以上に多く、驚きと嬉しさを覚えました。
イベント最後に参加者・運営者全員でパシャリ!
予定していた2時間30分はあっという間に過ぎ、イベントは盛り上がりにかけることなく無事終了しました。
□イベント終了までを振り返って(後日談)
こうして、チーム結成から約4ヶ月、一度の延期から約2ヶ月と長い道のりを経て、無事満足のいくイベント開催を実現できました。
イベントが終わったときに、何とも言えない達成感と安堵感に襲われ、とにかく感動しました。
何よりも嬉しかったのが、マイナビの社員さんに「いやー、良かったよ!」と満足の一言をいただけたこと。
参加者の方にも楽しんでもらえていたことは、事後アンケートによって証明。
実際、イベントの満足度(5点満点中)は【4.2点】、マイナビインターンシップに参加したいかに対しては、全体の【約65%】が「このイベントを機に参加したいと思った」と回答してくれていました。
何よりも自分自身が楽しめた!!!
その意味では、今回チーム全員で共通目標だった、全員(マイナビさん・参加者の方・未来電子・自分自身)にとって「価値のあるもの」にできたと信じています。
□まとめ
難しさを痛感することはたくさんありましたが、このイベント企画・運営を通して、私自身は「圧倒的経験値」を積むことができました。
また、マイナビの社員さんとビジネスパートナーとしてお話できたことは、私自身にとっては本当に大きな収穫でした。
今後、またいつかマイナビさんと仕事を一緒にできることを楽しみに、さらに自分の企画・運営能力を磨いていきたいと思います。
このメンバーと一緒に企画・運営ができて本当によかったです。
同じレベルの熱意で一つのものを創り上げるために切磋琢磨できたのは、自分の中でかなり楽しかったです。
メンバーだけでなく、延期になっても最後まで優しく見守ってくださったマイナビの社員さん、参加してくださった学生の皆さん、このマイナビチームのメンバーに私を選んでくださった未来電子の社員さん、関わってくださった皆様に心から感謝致します。
ありがとうございました!!!