サークルについて
大阪市立大学では、体育系・文化系合わせて100団体を超えるサークルが活動しています。メジャーな活動をしているサークルの他にも、アプリ開発同好会・恐竜愛好会などのマニアなサークルも多く存在し、サークルごとに様々な活動を行っています。サークルごとに、ツイッターアカウントやFacebookページを運営しているサークルもたくさんあるので、そういったSNSからサークル情報を取ってくるのも良いかもしれませんね。今回は、そんなサークルの中でも、特徴的でおもしろいものをいくつかご紹介していこうと思います。
アプリ開発サークル ADOCUS
プログラミングやデザイン技術を駆使して、iphoneやandroidのアプリ開発を行っているのが、ADOCUSです。実際にアプリを作る技術にだけでなく、App storeやGoogle play storeにアプリをリリースするまでの過程、企業や社会に必要とされるアプリについての知識が身に付くので、就職活動でも役立つ知識が身に付きます。活動は基本的に自主的なものになっているので、あまり時間がない人は少しの活動で済みますし、積極的に活動したい人は、大きな仕事に関わることもできます。
ソサイチサークル GUCCIO
みなさんは、ソサイチというスポーツを知っていますか?ソサイチとは、7人制のフットサルのことで、ポルトガル語で「社交」という意味を持っています。ブラジルで生まれたこのスポーツは、その名の通り、社交を目的としたスポーツで、気軽に楽しむことができます。大阪市立大学のGUCCIOは、このソサイチをメインに活動しているサークルです。今まで、サッカーやフットサルの経験がない人でも、楽しめるスポーツなので、部員の中には初心者の人も多く、気軽に参加することができます。
恐竜同好会 ジュラシックパー君
恐竜を始めとする古生物学の知識を深め、楽しむことを目的としたサークルがジュラッシクパー君です。主な活動としては、週一回の文献調査や博物館訪問などがあり、生物学の中でも、進化や分類に興味のある方にとっては、知見・知識を深める上でうってつけのサークルでしょう。また、子供向けの恐竜ワークショップなども行っており、古生物学の普及活動も行っています。化石発掘を始めとする実際の研究に準じたことも行っているので、興味のある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか?
教育方針について
大阪市立大学の教育理念としては、「市民の誇りとなる大学」「市民に親しまれる大学」の2つが掲げられています。市立大学という性質上、市との連携や、地域の諸問題解決に特化した教育がなされており、「市民の誇りとなる大学」という意味では教育や研究成果を都市に還元し、都市の更なる発展に努めること、「市民に親しまれる大学」という意味では創造性の高い学問を通して、教育・医療を推進すること、またそれにより、市民と伴に豊かな暮らしを実現することを目的としています。具体的な例としては、学内で「都市研究プラザ」と呼ばれる研究会が開催されており、経済のグローバル化が進む社会における都市のあり方、これからの大阪市がより発展していくための議論がなされています。
留学・国際交流
都市型の大学である一方で、昨今の社会のグローバル化に対応するため、国際交流も積極的に行っていく姿勢を持っています。アジアを中心とした、世界23か国にも及ぶ大学と国際交流協定を結んでおり、学内にいてもグローバルな交流を持つことができます。また、大阪市の姉妹都市として指定されている8都市のうち、5都市の大学と国際交流協定を締結しているため、国家間でなく、都市間で強いつながりを持った大学への留学も可能になっています。学内には、国際学術交流や教育研究活動のために、大学を訪れる研究者の宿泊施設として、ゲストハウスも整備されており、海外の研究者が大阪市立大学を訪れてくれるような環境整備に努めています。
研究成果
上記でもご紹介させていただいたように、大阪市立大学では、都市の問題解決に迫るような研究に関するシンポジウムや学術交流会が頻繁に行われています。最近では、「先進的都市研究拠点事業総括シンポジウム」が開催され、「共同研究拠点の意義・若手研究者の活動報告」「学術・行政機関連携の展開と今後の展望」の2部編成で活発な議論が為されました。また、都市に関することだけでなく、科学の分野でも多くの研究成果を挙げており、最近だと、難診断深在性真菌症(ムーコル症)の早期診断法の発見が有名です。ムーコル症は、ムーコル目に属する真菌感染症の総称であり、発症後の予後が極めて重大である一方で、早期診断の難しいことが問題視されていましたが、大阪市立大学の研究グループは、菌体タンパク質に着目し、これらの血清診断法を開発しました。この研究は、診断が困難なムーコル症の早期診断法を発見したというだけにとどまらず、今後の研究展開における菌体タンパク質の可能性についても示唆を与えるものでした。
設備案内
さきほどご紹介した学術交流会の訪問者向けのゲストハウスに加えて、大阪市立大学には、教育・研究のための多く設備が整備されています。特徴的なものでいうと、証券研究センターはご存知でしょうか?この施設は、証券に関する講座の整備・金融に関する研究を目的として設立されており、毎年、学生に対して証券関係講座が開講されています。大阪市立大学には、他にも様々な教育・研究のための施設があるので、オープンキャンパスなどに行った際には、ぜひ一度キャンパス内を見て回ってください。