サークルについて
兵庫県立大学には、体育会系・文科系合わせて数十のサークルが活動しています。兵庫県内の6つのキャンパスの中でも、神戸商科キャンパス・明石看護キャンパス・姫路工学キャンパスでサークル活動が実施されており、中にはキャンパスを横断したサークルも存在します。新入生が入ってくる時期になると、各キャンパスで、新入生歓迎パーティーが行われ、そこで新入生同士も、上回生ともつながりができていきます。大学の規模が大きくはないので、それほど多くの学生団体が活動しているわけではありませんが、サッカーや野球と言ったメジャースポーツのサークルはもちろん、ワンダーフォーゲル部などの変わった活動をしている団体もあるので、ぜひ一度覗きに行ってみることをオススメします。今回は、兵庫県立大学に存在する。いくつかの団体についてご紹介していこうと思います。
ワンダーフォーゲル部
神戸商科キャンパスにある山登りを中心に活動しているのがワンダーフォーゲル部です。基本的な活動としては、月に一度の山登りに加えて、週2回で山登りに必要な体力を作るためのトレーニングや、医療や事故対策のための技術トレーニングを行っています。サッカーやバスケットボールのような激しい動きがないため、体力に自信のない人でも問題ありません。しっかりとトレーニングを積めば、2日間や3日間かかる山にも登ることができるようになります。
奇術同好会
奇術といっても、怪しい活動をしている団体ではありません。主な、活動としてはジャグリングやマジックを始めとする、いわゆる大道芸をメインに練習に励んでいます。メンバーの中には、ディアボロやコンタクトジャグリングといった珍しいものに挑戦している人もいます。活動頻度や活動内容は自由なので、好きなものに好きな頻度で取り組むことができます。また、普段の練習に加えて、出演依頼を受けて、地域の祭りや老人ホームなどでパフォーマンスを披露することもあります。
マスメディア同好会
兵庫県立大学の学生生活の質を、大学および兵庫県内の情報を発信することで向上させていくという目的の元、設立したのがマスメディア同好会です。主な活動としては、毎週火曜日に学内のラジオにて、学内や学研都市周辺を主とした情報発信を行っています。2016年からは応援団と統合し、兵庫県立大学応援団放送部として活動しています。
教育方針について
兵庫県立大学の教育方針には、豊かな人間性の涵養、課題探求能力の向上、国際的なコミュニケーション能力の育成、が掲げられています。このような能力を養成するには、変化の速い社会に対応するための対応力と幅広い知識が求められます。そのため、兵庫県立大学からは、学生に対して全学共通教育が提供されており、さらに全学共通教育も、「専門教育科目」「専門基礎科目」「全学共通科目」に分かれています。
具体的な教育システムの特徴としては、「遠隔授業システム」が挙げられます。教養科目の履修の選択肢の幅を広げるために、兵庫県内に存在する6つのキャンパスをネットワークによって接続しており、遠隔地からも授業が受けられるような体制を敷いています。兵庫県立大学で勉学に励むイメージをより明確に持っていただくために、ここでは「留学・国際交流」「著名な研究内容」「大学設備」の3つの項目についてもう少し詳しくご紹介させていただきます。
留学・国際交流
現在、兵庫県立大学では、世界5か国10大学で海外研修プログラムを実施しており、さらに各学部で積極的に交換留学を行っています。また、留学生の受け入れも活発で、世界11か国から、学部・大学院・科目履修合わせて160名の留学生を受け入れています。特に曁南大学(中国)やエバーグリーン大学(アメリカ)等の大学との交流は活発で、学術交流協定を締結しています。
研究成果
兵庫県立大学の最近話題になった研究としては、「超広帯域レーダーを用いた人体の超高速イメージング」が挙げられます。往来の3次元イメージング技術は、物体を検知する手段として期待されていましたが、データ処理に時間がかかるため、応用範囲が制限されていました。この問題の解決の糸口を示したのが上記の研究です。往来のデータ処理速度に比べて、約100倍の速度で処理が可能となっており、人命救助のようなシーンでの利用が期待されています。
設備案内
兵庫県立大学には、6つのキャンパスがあり、神戸キャンパス、姫路キャンパス、播磨キャンパス、明石キャンパス、豊岡キャンパス、淡路キャンパスが存在します。それぞれのキャンパス内に各学部が設置されており、学部内での交流を深めるための設備が成されています。