基本情報
近畿大学は1949年に大阪専門学校と大阪理工科大学を前身とし、新学制によって設立された大阪を本部とする私立大学です。近畿大学は関西の大学の中でも特徴的な大学です。その要因の一つが「Kindai Picks」と呼ばれる自身の大学を広報するメディアの運営があります。「News Picks」というニュースアプリをみなさんご存知だと思いますが、それの近畿大学特化バージョンのようなイメージです。近畿大学に関連するあわゆる情報をコンテンツとし、定期的に配信されています。
また、近畿大学出身の有名人として水泳のオリンピックメダリストの入江陵介選手がおられたり、全国的にも有名になった「近大マグロ」などスポーツから産学連携の研究面でも大きな飛躍を遂げている大学です。このほかにもSNSの利用や堀江貴文氏、つんく氏を招いた卒業式など新たな取り組みが注目されている大学でもあります。
その結果、世界大学ランキング「THE Asia University Rankings 2017」で近畿大学は191~200位となり、西日本私立大学の中で唯一200位以内にランクインしました。(参照:KIndai Picks)全国でも33位で西日本で1位です。
教育方針
近畿大学は未来志向の「実学教育と人格の陶冶」建学の精神(参照:近畿大学HP)としている。その名の通り、関西の私立大学だけでなく、日本の私立大学の中でも特徴的な取り組みが目立ちます。大学側がそのような行動を前線に立って行うことで、そこで学ぶ学生にもいろいろな機会が降ってくるのではないかと思います。大学側が支援するというものではなく、大学自らが前線に立って取り組んでいくスタイルは、今までの歴史ある大学とは一風変わったものを感じます。それが大学のランキングの上位に選ばれる要因ではないでしょうか。
そして、近畿大学は幼稚園や小学校、中学校、高校、大学の一連した教育の展開だけでなく、専修学校、短期大学、高等専門学校、通信教育、研究所、病院、大学院、法科大学院など教育機関、その他の施設の運営を行っている数少ない機関です。この点も大きな特徴として挙げられます。
キャンパス情報
近畿大学は東大阪キャンパスを本部とし、大阪狭山キャンパス、奈良キャンパス、和歌山キャンパス、広島キャンパス、福岡キャンパスというように、近畿圏内だけでなく、西日本地域に渡って展開しています。
本部の東大阪キャンパスには、法学部、経済学部、経営学部、理工学部、建築学部、薬学部、文芸学部、総合社会学部、国際学部、短期大学部があります。この東大阪キャンパス内には多くの施設がありますが、その中でも特徴的なのが原子力研究所です。近畿大学東大阪キャンパスは私立大学で唯一、研究と教育を目的とした原子炉を保有しています。
大阪狭山キャンパスは医学部、奈良キャンパスは農学部、和歌山キャンパスは生物理工学部、広島キャンパスは工学部、福岡キャンパスは産業理工学部という振り分けがされています。
クラブ・サークル情報
近畿大学といえば硬式野球部が有名だと挙げる方も多いかと思います。その一番の理由として、プロ野球選手を数多く輩出していることが挙げられます。全国の大学別に見ても56人で11位と近畿の関西地区の大学で最上位に位置しています。有名な選手でいうと元巨人軍の二岡智宏選手、現在メジャーリーグへ挑戦している中後悠平選手、現在ソフトバンクホークスで活躍している大隣憲司選手が挙げられます。これらの名だたる選手を抑えて今一番注目されているのが、元日本ハムファイターズ、現阪神タイガースの糸井嘉男選手です。糸井選手は何と言っても35歳という年齢にもかかわらず圧倒的な身体能力の高さがすごいです。そんな日本を代表するプロ野球選手を近畿大学硬式野球部は輩出しています。
そして、水上競技部も有名です。水泳では背泳ぎのオリンピックメダリストの入江陵介選手です。入江選手以外でも2020年の東京オリンピックを目指して日本代表に選ばれている期待の選手が在籍しています。この近畿大学水上競技部の選手たちは全員が一丸となって全日本選手権を目標に掲げています。その結果昨年は関西の団体のチャンピオンとなり、チーム一丸となって戦っているのが特徴的です。今後もOB・OG含めた活躍が期待です。