2回生の貝原君が、11月のインターンNo.1賞に選ばれた。
12月の飲み会でインターンNo.1賞が発表されて、総勢50人のインターン生・社員から拍手を送られている貝原君を見ながら、自分が2回生だったころのことを考えていた。
「おれ、2回生の時なにしてたっけ」
思い出せない。
昔のこと過ぎて思い出せないのか。
たぶん違う。たぶん何もしてなかったんだと思う。
でも、生きてるんだから、ナニカはやってるはず。
必死になって、あの頃の自分について思い出してみた。
時間を売って、ハードスキルをつける日々
自己紹介が遅くなりました、最近よく記事を書いているインターン生の斉藤です。このまえ24歳になったので、けっこう大人になってきたと思います。
2回生は遠い昔のことのように感じていますが、いま思えば「後悔」の方が多かったんじゃないでしょうか。
今回は、みなさんが同じような「後悔」をしないように、あの頃のことについて、少しだけお話ししたいと思います。
2回生と言えば、授業が減って、時間に余裕が出てくる頃ですよね。
そんな時期にやることと言えば!そうです、バイトです!
みなさんも、バイトでたくさん稼いで、遊びまくってますよね!
ただバイトって、「時間を売って、お金をもらってる」ってなかんじで、ネガティブな言葉を突きつけられることもあります。
でも、僕は違います!
なぜなら僕がやっていたアルバイトは、塾講師!
しかも、30人ぐらいのクラスの団体講師!
しかもしかも、高校1年生からやってたから、かれこれ講師歴8年ぐらい!
これだけやれば、人前で話す緊張もほとんど無くなりますし、プレゼンのスキルも少しは上がります。
だから、「時間を売って、お金をもらう」ような、他のアルバイトとは全然ちがう!
なぜなら、僕はスキルを獲得しているから!
そんなことを思っていました。
未来電子のインターンに来て、代表に嫌なことを教えられるまでは。
難しくて最近やっと理解しましたが、代表が言うには、
スキルは、「ハードスキル」と「ソフトスキル」に分類できる
らしいのです。
「ハードスキル」ってゆうのは、「車の運転ができます」とか「プログラミングができます」とか「簿記の資格もってます」とか、目に見えるスキルのことです。
僕の場合は、「人前で話しても緊張しません」ってスキルですね。
一方、「ソフトスキル」は、僕なりの解釈で言うと、
「ハードスキルをどんだけ早くゲットできるか力」
だと思ってます。
もっと簡単な言い方をすると、「考える力」でしょうか。
簿記の資格を例にして説明すると、簿記を最速でとるためには、理解力、論理的思考力、質問力、コミュニケーション能力などなど、さまざまな能力が必要になります。これは、可視化しにくい能力ですね。これを、「ソフトスキル」と言います。
仕事をする時って、「ハードスキル」を使って業務を行うわけですが、もし別の部署に異動になったらどうしましょう。
また1から、その部署の業務を覚えないといけない。
ここで、「ソフトスキル」がない人は、業務を覚えるスピードがめちゃくちゃ遅くなります。
なぜなら、新しいコトを吸収するための「考える力」がないからです。
逆に言えば、「ソフトスキル」を磨きまくっている人は、なにか新しいコトを始めるときに、対応力が最強になるってことです。
大脱線しました。
つまり何が言いたいかって、僕は
時間を売って、ハードスキルをつけていた
ということです。
だから僕は、塾の講師ならできるけど、他のことは何もできないやつ、ってことです。
8年間やってると、最初の2年間ぐらいは、話し方とか生徒への目の配り方とか、いろんなことを吸収しないといけません。
でもそれ以降は、すでに自分が身に付けたスキルを繰り返し使っているだけ。
ってことは、8年間のうち、6年間ぐらいは、まったく成長していなかったんですね。
あの頃の過ごし方を、ものすごい後悔してしまいます。
代表に「ソフトスキル」の話を聞かなければ、なにも後悔するコトなかったんですけどね。
でも、当時のことをあまり思い出せない原因は、わかりました。
要するに、なにかを考えるってことが少なかった、だから特に記憶に残っていない、ということでしょう。
じゃあ、そんな過ごし方をしていると、どんな結末が待っているのか。
もう少しだけ、お話ししますね。
「後付け」の就活
おそらく、就活の話は、みなさんイメージしやすいと思います。
どんな結末が待っているのか。
「後付け」の就活です。
就活の面接って、なにが見られているのでしょうか。
これはいろんな人が、いろんな意見を言っています。
僕が一番しっくりくる答えはこれです。
- その人が、どんな性格で、どんな思考のクセを持っているか
- 性格や思考のクセに一貫性があるか
この2つを見られているのです。(どこかの記事で読みました)
僕の場合、①は答えられます。
一応8年間のうちの2年間ぐらいは、いっぱい考えていろんなものを吸収していたので。
では、②の方はどうでしょうか。
そもそも、面接官の人が②の質問をする理由は、①の質問だけ聞いても「信用できない」からです。
だから、「あなた本当にそんな性格で、そんな思考のクセを持ってるんですか?」ってことを確かめたくて、「一貫性」を探りにくるんです。
でも実は、「一貫性」を面接官の人に伝えるのって難しいんです。
特に僕のような場合は。
②の質問に対して、僕が伝えるべきことは、塾講師以外で「何かを考えた経験」です。
その経験の中でも、同じ性格、同じ思考のクセを、面接官が感じ取ることができて始めて、「一貫性」を証明できるのです。
でも僕は、さっきも言ったみたいに、8年間のなかで、6年間はほとんど何も考えてない。
だから一貫性を証明できるものは、ない。
そんな人間が、最後に行き着く手段。
それが、「後付け」です。
なにか他の経験談を面接官に話すときに、
「あのときは、こんな風に考えていた、ってことにしとこう。」
となるわけです。
そして面接官から、「君、一貫性ないよね。」って言われたら、また「後付けの修正」を行います。
だんだんと「後付け」をブラッシュアップしていき、就活終盤では、かなり完成度の高い「後付け」が出来上がります。
そしてこれまた不思議なもので、ずっと「後付け」を面接官に伝えていると、脳みそが、「もしかしてこれって、現実にあったことなんじゃね?」と勘違いしてきます。
その領域まで行けば、もはや「後付け」ではありません、「現実」です。
この方法を使えば、わりと短期間で、就活強者になれるので、オススメです!!
とはいえ、こんな就活したくありませんよね。
でも実際のところは、みなさん多かれ少なかれ、「後付け」をせざるを得ないのが現実です。
結局僕も、「後付け」でいろいろと付け足して、面接に挑んでいました。
ほんとに、2回生ぐらいの自分、ちゃんと考えながら行動しとけよ、ってかんじです。笑
後悔、後悔。
さいごに
少し話の軸がずれたので、まとめておきます。
僕の後悔を一言で表すと、
あのときの俺、ちゃんとソフトスキル付けとけよ!
ってことです。
ポイントは2つで、
- ソフトスキルを身に付けると、なにをするにも上達のスピードが早くなる。
- ソフトスキルを意識しながら生活していると、必然的に「考える経験」が多くなって、自分の思考に一貫性ができる。
24歳になって始めてこのことに気づきました。
2回生の時点で、すでに「考える経験」をたくさんしている貝原君、羨ましいです。
いまになって改めて考えてみたことは、以上です。
もうすぐ新年。
僕のような後悔をしないように、
たくさん考えましょう!!
ちなみに、僕が尊敬しているインターン生の東妻氏の記事。
「考える」ってことについて書かれている名作。
永久保存版になってますので、もしよかったら読んでみてください!
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