2019.4.26

隠れコミュ障からBPへ:3日で面接官をとりこにする秘訣

同志社大学 インターン

征録美穂


□プロローグ

 

あの人みたいに自信もってキラキラしてたらみんな僕の話聴いてくれるのかな…

 

人に自分のことを伝えるの好きですか?

私は自分のこと話すの大の苦手です。

いや、どこがコミュ障やねん⁈

と、未来電子で私のことを知ってる人ならツッコまれそうですね。

いやね、苦手なんですよ、人と仲良くなるの。

当たり障りのない話でその場をつなごうとしても会話つきちゃうし、

空気読めないからみんなが無難に楽しめる話題がわかんなくて、ノリと勢いでその場だけ話して引っ込み思案になりがちです。

そこそこ長老クラスのインターン生ですのにデザインコースの楓さん以外社員さんに自分からおしゃべりできません。

でも、プレゼンは好きです。

 

しゃべるの嫌いならプレゼンも苦手になるんじゃないの?

 

プレゼンなら、コミュ障でも10分だけありのままの自分がネタになってみんな楽しんでくれるから好きなんです。

 

今回はコミュ障でも、3日でBP(ベストプレゼンター)になれるお話し。

 

□コンプレックスと仲よし勘違い

3月に開催されたGOunitebarで代表がプレゼンされていたの聴きましたか?

僕は今まで、代表のいうプレゼンのコツと全然違うことばっかりしてたんです。

僕は「プレゼンはカリスマになるもの」だと思ってました。

これまで、学校や部活、サークルなどいろんなグループに所属していたけど、どこでも目立つ人がいます。きらきら、自分に自信を持っているようで、みんなの注目を集めるカリスマの存在です。

カリスマが言ったことはみんな耳を傾けて、

 

なるほど、おもしろい、さすが、

 

っとなる。

学生団体に入っていた時、「あいつは人とは違う」「天才」と言われていた当時のカリスマは

・人前に立つ時は違う自分を演じろ

・声をはってめちゃ自信にあふれたように話そう!

・弱そうな自分は消せ

って言っていました。

だから、僕はカリスマのまねっこしてプレゼンする時は、めちゃ偉そうになってたんです。

でも、これって代表のいうプレゼンのコツに全く当てはまらないことをしてたんです。

代表のいうプレゼンのコツ

・偉い人ではなく、みんなに共感してもらえる等身大の主人公になる

・自分の恥部をさらす

全く当てはまっていない!

 

で、1月から3月の就活面接計5本で

惨敗。

ここにきて、

 

カリスマなプレゼンはだめなのでは?

 

とやっと思うようになりました。

いや、カリスマではなく今ままでのは

 

ナルシスト⁈

 

何か変えないといけない。

でも、志望度トップの企業の選考はすでに明後日でした。

 

どーにかしないと…。

 

で、やったのが

 

選考申し込みやめる

 

落ち込んだままの状態で選考受けても、受からないし落ちたことで余計へこんじゃうだけ。

 

まーそうだけど、効果あるの?

 

実は、心理学的にも同様のことが言われているのです。

「うつ病」ということばは皆さん耳にしたことがあるでしょう。

何かしらの出来事を認知し、それに対する感情から行動するのが人間の常のサイクルです。

それは身体にも影響します。

この連鎖が悪い方向に進み、断ち切れず気持ちの落ち込みが長く続き重症化した状態をうつ病というのです。

なので、行動の質を高めたいのなら、よくない出来事をまずたつべきなんですね。

 

で、その次

結界師読もー

結界師..?

 

めっちゃ好きな漫画なんですよね。

いや、好きだからってなんで結界師やねん。

 

と言われそうですね。

実は僕合氣道やってて、有段者の方に教えてもらうことが抽象的すぎてなかなかわからず伸び悩んでいた時があったんですが(今は初段です)、

 

この感覚って結界師のあのシーンじゃない?

 

と何度も助けられたことがありました。

だから、今回も何かヒントになることがあるんじゃないかな?

と思えたんです。

 

漫画が好きなので、何かやらないといけないけど何したらいいかわからない時は漫画読んじゃうって癖もあったと思います。

 

でも、やっぱりここまでメジャーになった漫画なのでストーリー展開はプレゼンと通じるとことがあったんですね。

ちょっと図で共有します。

 

 

ものには伝える相手、「人」がいます。

「人」って、価値観によって3タイプに大分類できるんですね。

・その話わかる~!という気持ちで動く共感タイプ

・なるほど、そういう論理ででいてるのねというロジックで納得して動く論理・再現タイプ

・それユーモラスにとんでていいね!というので動く創造タイプ

この割合が7:2:1と言われています。

 

まず、今回のテーマを話した後に

 

失敗談を語る!

 

失敗って誰でもしているからみんな「そうだなぁ、つらそうわかる」と思ってくれんです。

これで「共感性の強い人7割」の心をゲット。

 

次に打ち手をお話しする。

「それって効果的なんですか?」と言われるかもしれないのでここで反撃。

ちゃんと根拠があるよ!って科学や数字を使って補填します。

これで「論理性の強い人2割」をゲット。

 

「でも、それだけじゃおもしろくないんでよねえ」と思われちゃうかもしれません。

なので、ここで一つ、打ち手に関して奇想天外なものを入れる。

そうすると、その発想おもしろいね!となり

創造性の強い人1割」の心をゲット。

 

まとめに入って

 

全人種を制覇できるのだ!

 

□結界師流プレゼンの行先

僕は就活でさっそくこの話し方を使ってみました。

某優良ベンチャーの幹部採用枠です。

選考の内容はこれまでの自分をモチベーショングラフを用いて2分間でプレゼンするということ。

僕も含めて3名ほど選考を受けていました。

つい先ほどまで愛嬌を持っていきいきと会社説明をしていた人事が、全体の見える位置に移動して足を組んで机に腰掛けました。

ボードに挟まった紙を見つけて採点モードに入り二コリともしない人事様、いや選考官。

プレゼン一番目の僕は一呼吸ついて結界師流プレゼンをはじめた。

強面のつまんなさそうだった選考官が、いきいきとした黒目をしっかりこっちに向けて首をふってくれる。

おもしろいぐらい伝わる実感。

結果、面接5連敗だった僕が就活生の中で1割ぐらいしかつかないAランクをもらい合格しました。

 

プレゼンは自分の弱さが強さに変わる瞬間。

 

コミュ障でもそのまま話したほうがいかに失敗したか伝わるんですね。

かざり立てたものは一時の衝撃しか生まないけど、ありのままの話は深く長い感動を生む。

 

僕は、人の境界線なくしたいって夢があります。

そのためにまず営業力つけたい。

未来電子で気づかされたありのままのプレゼン力で営業で成果あげるために、テレアポがんばります。


この記事を書いた人

同志社大学インターン

征録美穂