2019.10.7

プロダクトオーナーが語る、HRTechの可能性 / 株式会社ネオキャリア 経営企画本部

GOunite事業部 インターン

窪田 佳奈


ネオキャリアさんインタビューの第二弾は、プロダクト愛溢れる松葉さんです!

ネオキャリアさんはどのような事業を展開している企業なのか、ご存知の方も多いかと思います。ただ、就職活動の企業選びにおいては、事業内容だけでなく事業の可能性やそれに対する想いも大切になってきますよね!

 

そこで今回は、テクノロジーとHRを組み合わせたHR Tech事業から、ネオキャリアのjinjer(ジンジャー)というサービスの魅力と将来性についてお伝えします!テクノロジーがHR業界にどのような影響を与えるのか、jinjerはどのような可能性を秘めているのか。松葉さんのストーリーを通してjinjerの魅力を感じてみましょう!

 

松葉 治朗(経営企画本部プロダクトデザイン部部長)

慶應義塾大学経済学部出身。14卒として、とあるベンチャー企業に新卒入社。

1年半の社長室勤務を経て、2015年10月にネオキャリアに転職。営業としてjinjerの立ち上げを経験。その後jinjerの企画を担当し、現在はプロダクトオーナー(PO)としてjinjerの統括を行なっている。jinjerのために入社し、jinjerのために働き続ける、jinjerを愛してやまない方。

jinjerとは…

これまでバラバラに管理されていた人事業務を、一元管理するためのネオキャリア発のHRプラットフォームサービスです。人事領域のデータを横断的にマネジメントできるサービスになっています。例えば、今までは「勤怠」の管理と「人事」の管理を別のシステムを使って行っていた企業も、jinjerではこれらをひとつのプラットフォームで管理できるようになります。そうすることで、人事担当者の業務効率を飛躍的に向上させ、蓄積されたビッグデータを経営戦略に活かす戦略人事を実現します。

https://hcm-jinjer.com/

 

未来電子テクノロジーでも、jinjerの勤怠管理システムを使っているので、インターン生の皆さんは馴染みがあるサービスですよね!

 

転職理由は、まだまだ成長するHR Techの可能性に魅せられて。

ーまず、松葉さんはなぜ新卒入社して一年半というタイミングで、ネオキャリアに転職されたのですか?

 

就職活動の時から、まずは営業経験を積み、その後企画に携わる仕事がしたいという思いがありました。新卒で入社した会社では、学生時代も合わせると2年間ほどで全ての営業業務を経験させていただきました。

 

そのため、次は企画を経験したかったんです。

 

企画の中でも特に新規事業を経験したかったので、転職時は様々な新規事業を紹介していただきました。その中でも、ネオキャリアのjinjerの世界観や加藤さん(ネオキャリアの専務取締役)の人間性に惹かれてネオキャリアに入社を決めました。今ではそのjinjerのプロダクトオーナー(PO)なので、jinjerのために転職して、jinjerのために働く事ができている幸せ者ということですね(笑)

 

ーjinjerはHR Techのサービスですが、松葉さんの転職当初は(2015年)HR Techそのものの知名度があまりなかったイメージです。その中で、なぜHR Techのサービスに惹かれたのですか?

 

確かに転職当時は”HR Tech”という言葉自体も聞いたことはなかったです。ただ、HR Techを知れば知るほど魅力を感じていきました!HR Techは、Human ResourceとTechnologyの造語です。新しいテクノロジーを活用したサービスによって、採用や育成、人材配置といった人事関連の業務をサポートする分野です。

 

テクノロジーを人事業務に導入することで、人事のオペレーションの改善に貢献できる可能性が大いにあります。さらに、データがプラットフォームに蓄積されていくサービスを提供すれば、従業員の情報をビックデータ化することもできるんです!このデータを使って、組織課題を発見したり改善の提案を行なったりと、人事が組織にとってより重要な役割へと変わっていきます。

さらに、アメリカと日本のHR Techへの投資額を比べると、アメリカを100%だとしたら日本はたった1.4%(2017年時点)しかありませんでした。それくらい日本はアメリカに比べてHR Techにおいて遅れているということ。

 

これは逆に、日本ではHRTechの新規事業は市場の見込みがかなりあるということですよね!実際アメリカでは企業価値が10億ドルを超えるユニコーン企業も出てきています。日本でもHR Techが巨大ビジネスに成長する可能性はかなり大きいのではないかと感じました。

 

ーありがとうございます。そんなに日本が出遅れているというのは衝撃でした!

 

jinjerの世界観、1Master1DBとは。

 

ー現在は日本でもHR Tech市場が成長してきており、他のHR Techサービスもたくさん出てきていますよね。先ほど入社理由で松葉さんが仰った、jinjerならではの世界観というのはどのようなものなのでしょうか?

 

よくあるHR Techサービスは、「勤怠管理のみ」や「人事管理のみ」といった一つの管理しかできないサービスです。一方jinjerは、人事管理・勤怠管理・労務管理・コンディション管理等、人事に関する全てのデータを一元管理できるサービスを目指しています。その一元管理という面で、『国内初』を目指すというのもjinjerに惹かれたひとつの理由ですし、一元で管理する1Master1DBというビジョンもjinjerにしかない世界観だと考えています。

 

また、jinjerは企業の従業員のデータを一元管理するので、情報をビックデータ化することができます。そのビッグデータには可能性が満ち溢れているんです。jinjerのデータを活用して、2018年には東京海上日動火災保険株式会社との業務提携を実現し、これも日本で初めてHR Tech×InsurTechのサービスを作り上げました。更には、慶應義塾大学大学院経営管理研究科 特任教授の岩本氏と産学連携を実現して「jinjer HR Tech総研」を設立致しました。世の中の社会課題解決に向け、様々な取り組みを始めていけたらと考えています。

 

「プロダクトオーナー」松葉さんが描く未来
夢に溢れるjinjerのビジョンとは。

ー最後に、jinjerは今後どのような成長をしていくのか、プロダクトオーナーとしてどうしていきたいのか、ビジョンを教えてください!

今後は、jinjerの海外展開もしていきたいですし、各領域とのX^2 (クロスクロス)Techの推進(HR Tech × ●● Tech)による新規ビジネスも創出していきたいです。データドリブンでビジネスを進め、企業の人事・組織課題をはじめとする社会課題の解決に貢献していきたいと思っています。人事の業務データを一元で管理することにより、情報をビックデータ化し、このビックデータを用いて様々な社会課題を解決していけるイメージが湧いています

 

先ほども言ったように、InsurTechとネオキャリアのHR Techの融合も実現することができました。これによって、会社での保険加入の手続きが簡略化されたり、福利厚生制度をより充実させたりすることが可能になります。福利厚生の充実と、働き方改革の実現を支援する形で、社会課題への貢献が期待されています。このように、jinjerの開発フェーズが0→1から1→10になった今だからこそ、FinTechやその他のテクノロジーとのX^2 Techを実現していきたいと思います。

 

人事が持つポテンシャルには、まだまだ大きな可能性があります。人事という領域にテクノロジーを導入することで、人が働く上での課題をデータで管理し、発見し、解決していくことができるのです。テクノロジーを駆使して何かを実現したい人には、これからもっと魅力的な業界になっていくのではないでしょうか?

 

人事が経営のセンターピン』であり『成長のエンジン』となることが、この先の企業成長に不可欠だと考えています。jinjerにより人事のオペレーションが改善されると同時に、従業員それぞれのデータを駆使して組織課題の解決にアプローチできるようにもなります。つまり、人事が組織全体の成長に大きな影響を与える可能性があると考えています。

 

jinjerが世の中になくてはならないサービスになるように、様々な取り組みを推進していきます!

 

ー松葉さん、本日はありがとうございました。

世の中に必要不可欠なプラットフォームを作っていく感覚、とてもワクワクするんでしょうね!これからのjinjerの進化がとても楽しみです!

jinjerの他にもネオキャリアさんにはいくつかのHRTechのサービスがあるので、そちらもチェックしてみてください!

https://www.neo-career.co.jp/newgrad/about/business/

 

第三弾は、人事戦略本部の山本さんとのインタビューをお送りいたします。

 

山本さんのインタビュー記事はこちら

就職先選びの判断軸について


この記事を書いた人

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窪田 佳奈